最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle
『トモダチコレクション わくわく生活』レビュー:過去作未経験の40代父親が妻の勧めで島の“神”になった日

『トモダチコレクション わくわく生活』レビュー:過去作未経験の40代父親が妻の勧めで島の“神”になった日

プレイヤーの想像力で“神視点”を楽しむ

また、オリキャラを作成する過程で強く感じたのは、想像力の重要性だ。筆者は小説を書く仕事柄、昔から創作が好きだった。Miiたちのセリフはパターン化されているが、関係性から勝手に深読みしてしまうクセがある。セリフがシンプルだからこそ、プレイヤーの解釈の余地も無限に広がるため「このMiiは実は過去にこんな出来事があったのではないか」と想像を膨らませているのだ。おままごとが好きだった小学生の娘もすでに大ハマりしているが、想像(妄想)力をある程度養っている大人こそ、深く楽しめる作品だと言える。

▲「なんとなく文豪っぽいキャラ」と「海賊っぽいキャラ」を作ってみた。どんな関係性が築かれるのか……

『どうぶつの森』など類似の箱庭ゲームと決定的に異なるのは、プレイヤーの立ち位置だ。プレイヤーは住民の一人ではなく、神のような俯瞰視点を持つ。Miiたち一人ひとりの関係性を常に上空から見下ろし、必要に応じて近づけたり離したり、介入したりできる。この「神視点」が本シリーズの醍醐味である。Mii同士の恋愛、友情、喧嘩、和解をまるでドラマを演出する監督のようにコントロールしていく。

▲時にはMiiからミニゲームに誘われることも

▲ミニゲームの結果で豪華賞品を獲得!? 真剣勝負だ

「自分の島だけの物語」を作ろう

そして今作最大の進化が「島づくり」である。前述の『どうぶつの森』とはプレイヤーの立ち位置(視点)こそ異なるが、環境のカスタマイズ性においては同等の自由度を手に入れたと言っていい。従来のマンション生活から一転、島全体を自分の手で創り上げることが可能になったのだ。陸地を拡張し、道を敷き、ベンチやシーソー、木々を配置する。食べ物屋、服屋、リフォーム屋などの施設も次々と開放されていく。

シミュレーションとしての複雑さは抑えられており、経済的破綻や災害といったストレス要素は一切ない。Miiたちが喜ぶような快適な環境を整えてあげれば、彼らは感謝の気持ちとしてお金や「気持ち玉」をくれる。疲れた心に優しい、純粋な癒しの箱庭だ。

▲絵を書くような手軽さで島づくりが可能。アスファルトなど、地面をつくるのにお金はかからない

▲「気持ち玉」を「願いの噴水」に奉納するとランクアップし、店のアイテムを増やすなどの願いが叶えられる

筆者が特に気に入ったのは、島が発展するにつれてMiiたちの生活が豊かになっていく様子だ。最初は簡素な家しかなかった島に、徐々にレストランや放送局などが増え、Miiたちが笑顔で行き交う。妻や娘のMiiが一緒にベンチに座って談笑する姿を見ていると、現実の家族の日常を別の角度から眺めているような感慨を覚える。

▲アイテム工房がオープン!

▲ここではオリジナルのアイテムを作ることができる。Miiの顔入りケーキだって……おいしいの?

ゲームプレイ自体はシンプルで、Miiたちのレベル上げは単調に感じる瞬間があるし、シチュエーションにもそれほど多くのバリエーションがあるわけでもない。しかし、こうした部分を補って余りあるのが、プレイヤー自身の想像力とMiiたちの予測不能な動きだ。ある日、突然の三角関係が発生し、別の日には予期せぬ友情が芽生える。笑える出来事、ほろ苦い出来事、すべてが「自分の島だけの物語」になる。

▲願いを叶えていくと、Miiがレベルアップ!

▲アイテムを渡すだけでなく、プチ個性や口ぐせをプレゼントすることも可能だ

▲Mii達の家をリフォームすることも可能

▲本好きの筆者のMiiを、本で埋め尽くされた家にリフォーム。出口はどこだ……?

配信元: ガジェット通信

あなたにおすすめ