・ゲームスタート
ゲームが始まると同時に、不穏なBGMとともにストーリー説明の音声が流れ始める。
室内は真っ暗というほどではないが全体的にかなり薄暗く、場所によっては細かい文字がやや見えづらい程度の暗さだ。
舞台が病院ということもあり、内装は白を基調とした無機質な空間に仕上げられていた。また、どこか消毒液を思わせるような空気感もあり、じわじわと不安を煽ってくる。
そして間もなく最初の謎解きが提示されるのだが、これがまったく解けない。
全員初心者ということもあり、手がかりすら掴めないまま時間だけが過ぎていく。
やむを得ずトランシーバーでヒントをもらうも、それでも解けず、開始早々2回分のヒントを使い切るという事態に陥った。なんとか第一関門は突破したものの、この時点でほぼ詰みの状態である。シンプルに全員センスがない。
通常であれば、その後はヒントなしで進むしかないのだが、あまりにも進行が遅い我々を見かねたのか、親切なスタッフさんが追加のヒントを快く出してくれた。ありがてえ限りだ。
関門を突破するたびにホラー演出が入り、その都度集中が途切れる。お化け屋敷のようにひっきりなしに脅かしてくるわけではないが、忘れた頃に突然大きな音が鳴ったり、空間の一部に変化が起きたりするため普通にビビる。
落ち着いて考える環境ではない中で謎解きを続けるのは想像以上に難しく、進行はかなり鈍い。恐怖と焦りが同時に襲ってくるため、精神的にもなかなか忙しい状況だった。こうした中で冷静に行動しながら謎を解いていくバイオハザードの主人公たちってやっぱすげぇや……!
結果的にはスタッフさんにかなり助けられる形で進むことになった。誇張抜きに15回ほどヒントをもらうこととなり、ほぼ誘導に近い状態でなんとか最終関門まで到達したものの、最後の最後で時間切れとなり、惜しくも脱出失敗。
終了後に聞いたところ、本当にあと一歩というところだったらしく、悔しさと同時に、終わったことへの安堵も感じる結果となった。
てか、これだけサポートしてもらってクリアできないとは、なんとも情けない。
・お化け屋敷NGでもいけるのか?
さて、今回実際に参加してみて感じたのは、ホラー脱出ゲームは一般的なお化け屋敷とはかなり構造が異なるということだ。
お化け屋敷の場合、基本的には決められたルートを進みながら、受動的に恐怖を受け続けることになる。いつ何が起こるかわからない状態で、ただ驚かされるのを待つ時間が長い。これが個人的にはかなり苦手だ。
一方で脱出ゲームは、「謎を解いて先へ進む」という明確な目的がある。常に次の手がかりや解答を考える必要があるため、自然と恐怖が緩和される。
もちろん演出で驚かされる場面はあるものの、怖さだけに意識が集中し続けない分、ビビりでも比較的耐えやすい印象だった。
また、チームで協力しながら進めるため孤独感がないのも大きい。1人で怖さを抱え込むのではなく、自然と会話や連携が生まれるため、想像していたよりも参加しやすかった。
