・満足できる内容
料理を見ていこう。運営が神戸物産なのだから、当然、並んでいる食材の多くは同社の商品だろう。とはいえ、そのままただドカッと出しているわけではない。キッチンにオーダーすればパスタを出来立てで提供してくれる。
またセルフ式のうどんやラーメンのコーナーもある。好みの麺を好みのスープで楽しむことができるぞ。
そのほかにもピザ、唐揚げ、お好み焼き、麻婆豆腐……まさしく「ワールド」の名にふさわしいラインナップ。
それらの中から私はいろいろと調達してきた。とくに何も考えずに皿に盛って行ったら、パスタと焼きそばとパッタイという3種の麺を持ってきてしまった。こんなに麺を食いたいわけではなかったのに……。
これらの中で取り分け印象に残ったのは、ミラノ風というカツレツだ。冷食は業スーの得意分野。したがって、味が安定している上にひと工夫でパルメザンチーズを散らしている。うん、悪くないな。
それからピザも冷凍のものと思われるが、この4種のピザには別添えでハチミツが用意されていた。そういうところがちゃんとしていて好感が持てる。
1回戦目でカツの美味しさに気づいたので、2回戦目でご飯の上にカツを乗っけてカツカレーにした。カレーもまた味のバランスが良く、挽肉たっぷりで食い甲斐がある一品だ。
最後にスイーツを調達。プレミアムカルビでも提供しているものに近いラインナップで、冷凍の品ではあるけど、外さない安定感がある。
この濃厚ガトーショコラはたしか、似たようなものがプレミアムカルビにあったはず。冷食と侮るなかれ。この手のスイーツはひと昔前よりかなり美味しくなっているのだ。
これで1540円で食べ放題なのだから、庶民の味方にもほどがある。やっぱりディナーで利用するより、断然ランチがお得だろう。
・結局テイクアウトがお得
ここまで店内の魅力を語ってきたが、ここで1番お得なのはやっぱり冒頭で触れたテイクアウトだろう。実は私が入店した際に、弁当容器を持ち歩いている人がいて、あれはナニ!? と驚いてしまった。
まさか量り売りをしているだなんて。この日は大雨だったが青天だったら、私も持ち帰りにして、近所の公園で食べたかったくらいだ。だって、1グラム=税込1.62円だから、500グラム分盛っても税込810円。盛り付けのバランスを考えれば、かなり満足の行く内容にできるはず。
肉ばっかりでもいいし、野菜中心にするのもよいだろう。何をどう選んでも自由。しかもこの仕組み、フードロス削減にも直結する非常に優れたやり方ではないだろうか。なお、このテイクアウトはランチ・ディナー共にラストオーダーの時刻以降は、さらに全品50パーセントオフになるそうだ(一部対象外アリ)。
いやはや、業務スーパーの底力を見せつけられた気分だ。店内で腹がはち切れるまで世界の料理を堪能するのも最高だが、個人的には、好きな惣菜をグラム単位で買って帰るというスタイルが、これからの時代に合っていて素晴らしいと感じた。
神戸クック・ワールドビュッフェは全国に店舗を展開している。お近くにお店がある人は、ぜひこの圧倒的なコスパと自由度を体感してみてほしい! もし訪ねたお店でテイクアウトが可能なら、使わない手はない。
