
【41歳の幕内力士】鉄人・玉鷲関が語る「22年間休まない」秘訣と秘密の力士ファイルとは?そして今日も土俵に立ち続ける…の画像一覧
大相撲をこよなく愛する編集部スタッフたちが、さまざまな角度から大相撲の魅力をお伝えする連載「MonoMaxお相撲同好会」。今回は、幕内最年長で22年間休場なしのレジェンド、玉鷲関が登場!34歳で幕内初優勝、37歳で2度目の幕内優勝、40歳で最年長金星記録を更新と、年齢を重ねるごとに進化し続ける玉鷲関。大相撲最多連続出場という「ギネス世界記録」の勲章が加わった角界の鉄人は、今何を感じ、何を思うのか……。等身大の玉鷲関の現在地に迫ります。
ギネス認定を知ったのは、まさかの友人からの連絡!?

──玉鷲関の「大相撲最多連続出場」がギネス世界記録に認定されました。おめでとうございます! 認定のことを知ったときのお気持ちを教えてください。
「本当に!?と思いました。去年の11月、友人が『ギネスの世界記録に載っているよ』とメールで教えてくれて知りました」
──そうなのですね! まさかのご友人からの連絡で知るとは。
「最初はピンと来なかったのですが、よく聞いたらあのギネスか!って。とても嬉しかったです。今年1月の認定式には、モンゴルから両親と姉を呼び、私の妻も一緒に、家族で臨みました。連続出場できているということは、育ててくれたお父さんお母さんのおかげ、支えてくれた家族のおかげ。だから、この賞は、お父さん、お母さんがもらったという意味だと伝えたかったんです」
──認定証には、今年の一月場所千秋楽までの連続出場「1763」の数字が入っているのですよね。
「はい。認定証は大切にしたいと思います」
“弱い心”や“恥ずかしい”という思いがあるからこそ強くなれる

──初土俵から22年間連続して出場というのは本当にすごいです。休まずに出場できているというのはなぜだと思いますか?
「フィジカル面では、大きな怪我をしていないというのはありますが、メンタル面では、弱いところがあるからこそ、続けてこられたのかなと思います。強い心だけだったら、辞める決心もすぐにつく。ちょっとした心の揺れでも、すぐに辞めようとする。でも、弱い心もあると、辞めたらどうなる、とか、そういう迷いがあるから辞めずにいられたのかな、と。強い心も弱い心もあるからよかったのかな、と思います」
──“鉄人”といわれる玉鷲関にも弱い心があるとは!
「あります。あと“恥ずかしい”という思いでしょうか。『これをしたら恥ずかしい』『子どもにとって恥ずかしい親になりたくない』とか。年齢を言い訳にしたくないという思いもあります。だから稽古をするし、我慢もする」
──原動力についてもう少し詳しく伺えますか。
「やっぱり自分は守らないといけない家族がいます。応援してくれている人もたくさんいます。自分が相撲を取ることで元気が出たと言ってくれる方もいるし、そう言ってもらえると、自分もがんばってよかったなって思って励みになります。お互い見て、感じて、喜んで。そういうのが長く続けられる理由になっていますね」
──玉鷲関は今41歳。40歳をすぎて「ここが変わった」ということはありますか?
「相撲では、あまりありませんが、健康診断が変わりました(笑)。お医者さんから『ストレスはないですか?』とか聞かれたり。39歳と40歳、1年しか違わないのになって思います」
──食事も気を遣っていますか?
「そうですね。塩分の摂りすぎに注意したり、揚げ物も控えめにしたり。塩分が摂れないんだったら、どうやって味を濃くしよう。そうだ、スパイスだ!ってコショウや唐辛子を使ったりして工夫しています」
