6. ささもと
ここ「ささもと」は、多くのグルメ人から絶大な支持を得ている小さなもつ焼き屋。それゆえ、基本的にいつも満席か「あと1~2人ならギリギリ入れる」というパターンが多い。
それゆえ「ささもと」に入りたくとも入れない客は少なくない。じっくりゆっくり味わいながら楽しむ客もいるが、サクッと飲んで立ち去る客もいるので、回転は良いほうかもしれない。
「ささもと」には、太古より普遍のルールがある。基本的に、女だけの客は入店できないのである。女一人でも、女二人でも、女四人でも入れない。女が入店したい場合は、男と共に訪れるしかないのである。その点だけ、念頭に置いておきたい。
男友達と、彼氏と、男の同僚と、兄と、弟と、父親と、祖父と、曽祖父と、とにかく女は男とともに行くしかない。オスの犬や猿は不可能だ。一緒に行く者に、人類のオスを含めなくてはならない。
ここのもつ焼きは神域レベルでゲキウマ確定。カウンター席にめり込むかたちで置かれている大鍋。そこには歴史を感じさせる濃密濃厚な汁がたっぷりと入っており、串に刺さった肉や野菜がグツグツ煮込まれている。「一通り」をお願いすると、その大鍋から順番に「間違いない串煮込み」が目の前にやってくる。
ちなみに串煮込みだけでなく、焼き串もある。串煮込みを食べつつ、焼き串を食べつつ、また串煮込みを食べる。その流れがたまらない。
ガツ、シロ、フワ、テッポー、キャベツ煮込みなど、職人による間違いない食材が、歴史ある濃密濃厚汁で煮込まれて、客の目の前にやってくる。それを極上の酒「葡萄割り」もしくは「梅割り」を飲みながら堪能する。これぞまさに、神域レベルのグルメ。筆者はここに25年ほど通っているが、何度行っても飽きないし、どんどん好きになっていく。
「奥深い美味しさ」「歴史ある雰囲気」「居心地の良さ」のすべてが含まれた新宿西口思い出横丁の居酒屋としてトップクラスに君臨するといっても間違いではないだろう。
ちなみに個人的には、キャベツ串と、最後に皿に残った汁が激しくウマイ。チェイサー代わりに汁のおかわりをすることもあるほどウマイ。ごちそうさまでした。
店名: ささもと 新宿店
住所: 東京都新宿区西新宿1-2-7
時間: 15:30~23:00 / 祝日15:00~23:00
定休: 日曜日
7. 友誼食府
東京・池袋にある本格中華料理のフードコート「友誼食府」。ここは複数の飲食店の集合体で、四川、上海、山東、そして台湾など、ほかにもさまざまな中華料理が食べられる。ちなみにフードコートの横には中華食材のスーパーマーケットが隣接している。
食べる前に、食べながら飲む用のお酒を隣接したスーパーマーケットで買ってからフードコートに向かうこと。
もし会社をサボって行ったなら台湾料理を食べてほしい。以前から美味しいと評判だったが、特にココの魯肉飯系の料理が大人気。
「友誼食府」には、匯豐齋という店名の台湾料理専門店があり、そこでオーダーする。ここでは魯肉飯が格安価格で食べられ、本場のテイストが楽しめるとして人気を博しているが、実は魯肉を使用した料理はほかにもある。
もしお得に「魯肉+他の台湾惣菜」を楽しみたいのであれば、魯肉飯より台湾角煮ご飯がオススメ。魯肉飯と同じように魯肉がライスにたっぷり盛られているだけでなく、うずらの卵、漬物、野菜も魯肉飯と同様に盛られている。さらに厚切りされた濃厚トロトロな豚の角煮が盛られている。それなのに激安。
会社をサボって朝や昼間から飲むビールは最高にうまいだろうし、開放感によってメシも美味しく感じるはずだ。とくにここはガチ中華が食べられるフードコート。間違いないサボり飯が食べられる。
店名: 友誼食府
住所: 東京都豊島区西池袋1-28-6 4F
時間: 10:00~22:00
定休: 要確認
8. 焼豚とし
はじめて言っておこう! ここは不定休で、営業していない日があるだけでなく、なんと、2026年1月より2年間の休業に入ってしまった。つまり、ただでさえやってない日があるのに、さらに臨時休業という、激レアすぎる居酒屋になってしまった。
そんな店をどうしてオオスメしているのか? それは、この店が異様なムードに包まれた、すさまじく居心地が良い居酒屋だからである。まず、店に行くと、店主が野外で寝ていることがある。座っていることもあるが、寝ていることも多々ある。
店内には店員さんがいることがある。店主と店員さんの二人三脚。基本的に店員が何でもやる。店主はそこにいることが仕事のようなもの。だがそれが良い。この店において、それが正義。
店名: 焼豚とし
住所: 東京都世田谷区三軒茶屋2-10-12
時間: 15:30~20:00 / 日祝12:00~19:00
定休: 不定休(要確認)
<会社サボって飲みに行くべき居酒屋8選 / 東京編>
1. 正ちゃん
2. 丸千葉
3. 信濃路
4. 大都会
5. まじま
6. ささもと
7. 友誼食府
8. 焼豚とし
命が救われているウマさなんだよな!
会社が嫌なら、会社なんていかなくていい。責任は誰かがとる。我慢しまくって、気が付いたら自分が追い込まれてて、最悪の行動をとっちゃうこともありえるわけ。でも、命より大切なものはない。だったら会社サボってうまいもん食いに行こうぜ!
仕事が嫌になったら、クソすぎる仕事を放棄して、うまいもん食おう。サボって食うメシとサケはうまい。仕事放棄して食うメシとサケはうまい。サボって飲む酒はうまい。飲みすぎてパルプンテになるのは避けたいが……、いや、まあ、それもありかもしれないな。なんか、命が救われているウマさなんだよな! うまい、うますぎる!
(執筆者: クドウ秘境メシ)
