「JLPGAアワード2025」の表彰式が昨年末に都内ホテルで催された。その模様とともに、昨シーズンの女子ツアーを振り返る。
2025年12月、例年どおり「JLPGAアワード」が開催された。海外で活躍した選手もそろい、とても華やかな表彰式に。次々に登壇する選手たちを目で追いながら、25年シーズンを振り返ってみる。

開幕から米ツアー組の連勝
そして、ベテランの奮起

開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」を岩井千怜が、第2戦「Vポイント×ENEOS」を吉田優利が勝ち、米ツアー参戦組が連勝した。しかし、第3戦「アクサレディス」でベテランの工藤遥加が初優勝。
この流れに乗るかのように、次戦「ヤマハレディース」では穴井詩が最年長シード選手の全美貞とのプレーオフを制して2年ぶりの優勝を果たした。序盤戦ではプロ2年目を迎えた菅楓華がつねに上位に。
一時はメルセデスランキング(以下MR)のトップに立った。雨の「富士フイルム・スタジオアリス」で安田祐香が通算2勝目をあげると、翌週「バンテリンレディス」で、佐久間朱莉が待望の初優勝を果たした。
そのころ米ツアーでは、竹田麗央が3月の「ブルーベイLPGA」で、4月の「シェブロン選手権」では西郷真央が5人プレーオフを制して、米メジャー初優勝を飾った。5月「パナソニックオープン」。24年シーズンは不振に喘いでいた菅沼菜々が復活優勝。最終18番、ラフからのアプローチが25年ベストプレーとして表彰された。
工藤遥加、穴井詩と続いたベテランの奮起、5月の今季(= 25年シーズン)初メジャー「サロンパスカップ」でも、申ジエと藤田さいき、2人のベテランによる死闘が繰り広げられ、プレーオフの末に申ジエが、永久シードまであと1勝となる通算29勝を飾った。

佐久間朱莉
初優勝から4勝をあげて、一気に2025年ツアーの主役に躍り出た。「昨年の自分を超える」という今季の目勝はもちろんメジャー制覇だ

菅沼菜々
乃木坂46の衣装を手掛ける人にオーダーしたドレス。「表彰式の舞台に戻ってこられて幸せ」とコメント

山下美夢有
AIG女子オープンで海外メジャー初優勝を含む2勝をあげ、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた

荒木優奈
「ゴルフ5」で初優勝、メルセデスランキング7位、年間トップ10入りも14回と文句なしの活躍で受賞
ルーキーたちの躍動と初優勝ラッシュ

プロ267試合目の初優勝だった。タキシードがこれほど似合う女子プロはいないだろう
「Sky RKBレディス」では神谷そらが、大逆転で通算3勝目。そして佐久間朱莉が「ブリヂストンレディス」で今季2勝目をあげた。その佐久間とマッチレースを演じたのが、開幕から好調のルーキー、荒木優奈だった。
「リゾートトラストレディス」「ヨネックスレディス」で、稲垣那奈子と髙野愛姫がそれぞれ初優勝を飾った。そのころ米ツアーでは、岩井千怜が「メキシコ リビエラマヤオープン」で初優勝。「サントリーレディス」で2年ぶりの優勝を果たしたのは高橋彩華。
そして、「ニチレイレディス」で入谷響が2位に4打差をつけて完勝。ルーキー初優勝1番乗りを果たした。 「アースモンダミンカップ」で佐久間朱莉が今季3勝目。この勝利でMR2位の神谷そらに300ポイント以上の差をつけて独走体勢に入った。
「資生堂・JALレディス」で永峰咲希が、20年「日本女子プロ選手権」以来5年ぶりの優勝。永峰を追った木戸愛のプレーオフに持ち込んだ本戦18番のバーディパットは、今季会場がもっとも沸いたプレーだった。

「ミネベアミツミ」で内田こと子が4日間首位を譲らず、初優勝を完全優勝で達成。これで6人目の初優勝者の誕生だったが、それは後半戦でも続く。「明治安田レディス」では、小祝さくらが優勝。しかし、次週「大東建託」の試合中に手首痛で途中棄権。
今季中の復帰が期待される。4日間とも気温35度の酷暑のなかで行なわれた「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、大東建託所属のホステスプロ、渡邉彩香が勝利した。

