5月16日に開催される「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」本戦を目前に控えた金属バットが、出場8組を独自の視点で評価。ヤング、タモンズ、黒帯、シャンプーハット、リニア、ザ・パンチ、トット——盟友、先輩、後輩たちへの毒舌と愛が入り混じる、金属バット節全開の対戦展望をお届けする。
金属バットが語る「THE SECOND」8組の怖さと愛しさ
—いよいよ今年の「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」の日になりました。出場する8組の漫才師について紹介をいただいてもよろしいでしょうか。まずは金属バットさんの1回戦の対戦相手となったヤング(嶋仲拓巳、寺田晃弘)さん。
友保 ヤングね、マジマブですからね。バカほど仲いいから。
—何年ぐらいのお付き合いなんですか?
小林 デビュー1年目からじゃないですか。
友保 いやいやいやいや、前世。ソウルメイト。前世で一緒に馬車乗った記憶ある。馬車に塩を積んだ記憶があるんで。お互いに足の鎖を切って2人で走ったんですよね。たぶんあれヤングです。
—そんな長いお付き合いのヤングさん。盟友との対戦となるとやはり複雑なお気持ちですか。
友保 バカにしないでください。何レインボーブリッジ渡ってんだよ。玉造(大阪)の田舎侍が。あんなもん尼崎行け。
—でもやっぱりTHE SECONDって夢があるんだなって思いました。
友保 しかもちゃんとウケたらしいですからね、でもほんまにやりづらいとかじゃなくて、相手がヤングって決まった瞬間にマジで緊張感なくなったんですよね。なんかよそ行きじゃなくなったなというか。
小林 ツートライブがオープニングに漫才して、僕らが出て、ヤング。これ昔ユニットでやってたメンバーなんで。
友保 嬉しいとかじゃないもんな、ただただ緊張感ないな。昔やったな感。何年かぶりにファミコンでロックマンやった感じ。
—ヤングさんってどんな芸人さんなんですか?
友保 デスペラードですね。無法者です。守ってる法律はたぶんないと思いますね。全部の法律破ってます。
小林 筋肉だるまですね。
友保 ヤンテラ(寺田)がな。
小林 筋肉だるまとニューハーフのコンビです。
友保 シマチョンペ(嶋仲)っていう毛がある方が車を買ったんですよ。なんかようわからん軽自動車買わはって、「乗る?」って誘われたんやけど、それが見たことない色やった。たとえるなら女のキ●タマみたいな。
—女のキ●タマ??
友保 つまりこの世にない色の変な車に乗っていたということです。ヤングのエピソードなんてありすぎるんですよ。ほんまにそれこそいっしょに靴飛ばしやってたメンツ。普通にその辺の台乗って靴飛ばしてました。昔、難波にマックスバリュあったんですけど……。
—数々の思い出がある今はなき難波のマックスバリュ。
友保 その裏が公園やったんですよ。マンションに囲まれた公園みたいな感じで。で、ほんまに靴飛ばし専用みたいな台があって、みんなでキャッキャしながら靴飛ばして。そこでワイン買って飲んでたよな。
小林 マックスバリュの激安ワイン。
友保 ワイン回し飲みしてギャーギャー靴飛ばしてたら向かいのマンションのおっさんに「うるさいんじゃコラ!!」みたいな。えらい上から怒られて。「うーわ、こわっ!」って言ってたらほんまに降りてきて、おっさんが。
そしたらおっさん手に持っとったiPhone落としてバリーンって割れて。「画面割れたんやんけ…」って、めちゃくちゃテンション下がって怒るのやめて帰ってもうたんですけど、その現場に一緒にいたのがヤング。仲はいいです。
タモンズは脱主人公、黒帯は“吉本池のブラックバス”
—お次はタモンズ(大波康平、安部浩章)さん。
友保 1回安部さん、「大宮の香取慎吾」としてプチブレイクしてる。ちょっとこの世の天国見てるんでね。
小林 レイザーラモンさんと当たって勝ってる。レイザーラモンさんめちゃくちゃウケてたけど。
友保 2年前(の決勝大会)に出た時,打ち上げでめっちゃいい焼肉屋行ったんですよ。すごいいい店で、めっちゃいい肉出してくれて。タモンズさんて普段そんな浮かれてないんですけど、大波さんがハイパー浮かれて「こんなええ肉あんまり焼いたらあかんねん」って言ってほぼ生肉を2時間食い続けてお腹下したんですよ、あの人。世の中に適合できない人ですね。
あと思い出したわ。大波さん、THE SECOND抽選会の日に朝からサーティーワンアイスクリームに行ったらしいんですよ。で、アイスを2個カップに入れてもうて、1個食って、1個は抽選会の後のお楽しみって家の冷凍庫に入れたっていう。こんなやつ勝てるわけない。なんて鼻くそみたいなことを。「俺アイスあるから大丈夫やわ」って。
—可愛いらしい。
友保 40歳いくつのワインレッドのスーツ着たおっさんが(笑)。
小林 これ、僕の主観かわからんですけど、タモンズさん2年前ね、主人公の顔してたんですよ。主人公みたいな顔して負けたんで。そして今年全く主人公の感じがないんですよ。だから勝つかもしれない。
—そして、黒帯(大西進、てらうち)さん。
友保 もうバキバキ仲いい後輩ですからね。まあ元松竹なんでね、あいつら。脱竹芸人でしょ。てことはちょっとでも松竹の血が流れてるってことでしょ。バカにしないでくださいよ。なんばパークスの学校(松竹芸能タレントスクール)に通ってたやつでしょ、サイゼリアの横の。バカにしないでくださいよ。こちらビルでやってますんで、NSC(吉本総合芸能学院)。
黒帯って昔、芸に悩んで着物着て漫才してましたけど。同じ着物でも東京ダイナマイトさんは紅白の派手な着物で、あれは美しいじゃないですか。黒帯はほんま日本橋の一番安い着物を着て、昔はてらうちのキャラも固まってなくて、今のゴリゴリセックス顔じゃなかったんです。あいつ、今はもうゴリセクですから。へそにピアスも開けて。むちゃくちゃでしたから。
小林 迷ってたね〜。
友保 黒帯の単独ライブ『よしもと漫才劇場スーパーエース』っていう名前、あれ吉本から止められたやつらなんですよ。「あ、うちらの看板背負わんといて」って言われて、そんなやつが勝てるわけないでしょう。穢れですよ。
—先輩と後輩だったらどっちがやりやすいとかあるんですか。
友保 まあ圧倒的に先輩ですけどねそんなもん。でも黒帯なんて後輩でもないですからね。あんなのブラックバスでしょ。外来種ですよね。吉本池に入ってきたらブラックバスですから。

