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東広島市が描く“未来の里山” 147年の学校が人と地域をつなぐ場所へ

「福富みらいベース」は“働く場所”だけではない

旧竹仁小学校を再生して整備が進められている「福富みらいベース」には、さまざまな機能が用意されています。
1階には、コワーキング&ワーケーションスペース、ものづくりスペース「みんなの工房」、交流スペースなどを設置。さらに2階にはテナントオフィス、3階には図工室や理科室、音楽室など、学校時代の面影を感じる空間も残されています。

ただ、今回の取り組みで面白いのは、“仕事をする場所”だけを作ろうとしているわけではない点です。
コワーキングスペースと聞くと、パソコンを開いて仕事をする場所をイメージする人も多いかもしれません。ですが福富みらいベースでは、「働く」「つくる」「交流する」がひとつの場所につながっているのが特徴です。

例えば、自然豊かな場所で仕事をしたい人やものづくりに挑戦したい人、地域の人と交流したい人。
そんなさまざまな人たちが交わることで、新しいアイデアや関係性が生まれていくことを目指しているように感じました。

また、“学校だった場所”という空気感も、この施設ならではの魅力かもしれません。
昔は子どもたちの声が響いていた場所に、今度は地域の人や外から訪れる人たちが集まり、新しい活動が生まれていく。そんな未来を想像すると、単なるリノベーション施設とは少し違った温かさも感じられます。

自然と人、地域と外の世界。
その間をゆるやかにつなぐ場所として、「福富みらいベース」はこれから少しずつ形になっていくのかもしれません。

「関心がある」からでも参加できる 地域とつながる新しい入り口

現在、「福富みらいベース」では、施設利用に関する意向調査が行われています。
対象となるのは、テナント利用を検討している法人や個人だけではありません。コワーキングスペースやものづくりスペースに興味がある人、地域との関わり方を模索している人など、“まだ検討段階”の人でも参加できる形になっています。

この“関心があるだけでも歓迎”というスタンスは、今回のプロジェクトらしさのひとつにも感じました。地域づくりや地方創生という言葉を聞くと、どこか大きな話に感じたり、「特別な人が関わるもの」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
ですが福富みらいベースでは、もっとゆるやかに、人との接点を作ろうとしているようにも見えます。

働き方や暮らし方が大きく変わり続ける今、「どこで働くか」だけではなく、「どんな場所で、どんな人と関わりながら暮らしたいか」を重視する人も増えています。
だからこそ今回の取り組みは、単なる施設整備ではなく、“地域との新しいつながり方”を提案するプロジェクトとしても注目されそうです。

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