彼女から届いた、お気に入りの一枚
その日は休日で、僕は自宅でのんびり本を読んでいました。スマホの通知に目をやると、彼女から「いい写真撮れた、見て」と自撮りが届いていたのです。お気に入りのカフェで撮った一枚で、表情も柔らかく、頬の丸みが愛らしく見えました。可愛いと素直に思いました。
けれど、その素直な感想を素直なまま打てなかったところに、僕の問題があったのです。
指が打ってしまった一行
気づけば「ちょっと太った?」と返信していました。冗談半分のつもりだったのです。けれど送信した直後に、自分でもまずいと思いました。
返ってきたのは「は?」のひとこと。
慌てて「顔が丸くて可愛いなと」と続けて打ちましたが、文字にすると、なおさら言い訳めいて見えてしまったのです。フォローのつもりが、傷を広げただけでした。
