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【栃木強盗殺人】テレビに出たら「標的リスト」に…資産家「ゴボウ御殿」が狙われた理由と、"次の標的"にならない防犯の新常識

【栃木強盗殺人】テレビに出たら「標的リスト」に…資産家「ゴボウ御殿」が狙われた理由と、"次の標的"にならない防犯の新常識

トクリュウ犯罪は他人事ではない時代

「あのお宅はテレビでも取材された有名なお宅でしたよ」――栃木県上三川町で5月14日に起きた強盗殺人事件。69歳の女性が白昼の自宅で20カ所以上刺されて命を落とした。

逮捕されたのは神奈川県内の16歳少年4人と、指示役とみられる28歳の男。警察はトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の関与を視野に捜査を進めている。

しかし、最大の疑問は「なぜこの家が狙われたのか」だ。そこには、誰もが陥りかねない現代ならではの落とし穴がある。

1億円超の家はGoogle Earthで秒で特定できる

「ゴボウ御殿」と地元で親しまれた被害宅は、テレビ番組に出演し、農業で成功した資産家として地域に知られていた。近隣住民によれば、本体建物のほかにカラオケボックスまで備えた邸宅で、建設費は1億円を下らないと評判だったという。

危機管理の専門家は、こうした「見える成功」こそが犯罪者の標的選定に使われていると指摘する。

「テレビの放送データとGoogle Earthがあれば、家は短時間で特定可能です。トクリュウはこうした公開情報をリスト化し、下見で防犯カメラの位置、犬の有無、家族構成まで確認してターゲットを選定している。今や資産家の"情報"そのものが犯罪の入り口になっています」(アドバイザー・アドバイザー)

実際、被害宅の周辺では事件の1カ月以上前から不審車両や不審者の目撃情報が相次いでいたほど。「クズ鉄や不要な農機具はないか」と聞き回る外国人がいたことも近隣住民らが証言しており、下見活動が繰り返されていた可能性が高い。

また、事件の1週間前には盗難ナンバープレートを付けた車に乗った41歳の男が別件で逮捕されており、度重なる犯行準備の痕跡が浮かび上がっている。

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テレビ取材=資産家の証明——加速する標的情報の流通

トクリュウの実態に詳しい刑法学者の樋笠尭士・多摩大学准教授(法務省特殊詐欺研究委託研究官)は、東京都の「特殊詐欺加害防止特設サイト」でこう警鐘を鳴らしている。

「SNSの普及により、犯罪グループは誰にでも接触できるようになりました。テレビ出演やSNS投稿で資産・生活水準を公開することは、犯罪グループが"ターゲット"を選定する際の情報になりえます。裏社会が表に来ている、という現実を直視しなければなりません」

一方、政府広報オンラインが公開する住まいの防犯対策資料でも、「侵入者は犯行前に下見を行うことが多い」と明記されている。その意味では、今回の事件はこの典型であり、標的化から実行まで組織的に進められていたとみられるのだ。

配信元: 週刊実話WEB

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