頭の中のモヤモヤを可視化。絵を描くことは“気持ちを表現すること”

──今日お召しになっている浴衣もとても素敵ですね。
「これは羽の柄です。玉鷲だから、鳥の羽。青は自分の締め込みの色でもあって、好きな色。浴衣の柄や生地を選ぶのも好きなので、日暮里の繊維街に買いに行くこともあります」

──浴衣の柄にもこだわっていらっしゃる。玉鷲関は絵も描かれると聞きました。
「はい。スケッチブックにいろいろ描いています。テーマを決めて描くというより、頭の中を整理したいときに絵を描くことが多いですね。たとえばこの絵は、頭の中にあったモヤモヤとした思いをそのまま描いたものです」

頭の中のモヤモヤを絵にして可視化。アーティスティックな一面がここにも。(写真:玉鷲関ご提供)
──幾何学模様が連なっているような、細胞分裂のような……シュールですね。頭の中のことを絵画で表現できるというのがすごいです。
「“目”を描くことも多いですね。ハートも好きなので、よく登場します」
──手芸や絵画のほかに、お料理もされるとか。
「お菓子作りですね。クッキーやケーキを焼いたりします。普段から作っているので、クリスマスとか特別な日にはお店で買っています(笑)」

お菓子作りも趣味のひとつ。大好きなハートモチーフは見た目もかわいく気分が上がる。(写真:玉鷲関ご提供)
【玉鷲関流】海外公演の楽しみ方と、本場のパンへの期待!

──昨年はロンドン公演がありました。いかがでしたか?
「自由行動の日が多かったので、観光や食事を楽しみました。本場のフィッシュ&チップスって、お店によっておいしさが全然違うんですね。何回か食べたんですが、すごくおいしいのと、普通なのがあって(笑)。最初、船の乗り場の近くのお店で食べたときは、おいしいって思ったんです。でもそのあと、裏通りにあったお店にたまたま入って、そこで食べたフィッシュ&チップスがめちゃくちゃおいしかった。本当においしいものは裏側にあるんだって思いました」
──「おいしいものは裏側にある」! 名言です。五月場所後には、パリ公演があります。
「パリは初めてなので、本場のフランスパンってどういう感じなのかなって気になっています。日本で食べるのとどう違うのか、固いのか、柔らかいのか、カリカリなのか……」
──玉鷲関はお菓子作りもされるので、スイーツも楽しみなのでは?
「ミシュランの星がついたお店とか行ってみたいんですが、フランス料理のコースって食べ終わるまでに何時間もかかると聞いて、それなら行かなくていいやって(笑)」
──フランスの人は、ワインを飲みながら食事とおしゃべりを楽しむので時間がかかるようですね。
「レストランではなく、パンを楽しみに行ってきます!」
