「安い、早い、ウマイ」が魅力と言われる立ち食いそば屋。そんな立ち食いそば屋を巡る『立ち食いそば放浪記』を10年連載している私(中澤)の実感として、特に「安い」っていうのは重要な気がする。ウマイっていうのもまず安さありきのウマさなのだ。
要するにコスパ。で、コスパが良いと言えば『さ竹』である。なにしろ、JR恵比寿駅前という立地なのに十割そばが税込460円から味わえるんだから。
・十割そばのカレー南蛮で気になる点
最安メニューの「もりそば」は税込460円。初めて来た7年前も、特に量が少ないわけでもないそのコスパには驚いたものだ。当時は330円だったけど、昨今の物価高騰を考えるとコスパはほぼ変わっていないと言える。恵比寿駅前という立地の良さで今もワンコイン以下なのは素直に凄い。
そんな『さ竹』のメニューをよく見ると、「カレー南蛮(税込700円)」というメニューがあることに気づいた。十割そばってつなぎの小麦粉がない分、温かいそばだと切れやすくなる。ゆえに、温そばはノーマークだったんだけどカレー南蛮って大丈夫なんだろうか?
・オルタナ
事実、十割そばでカレー南蛮はあまり見た記憶がない。ただ、それゆえにオルタナティブロックみたいなスピリットを感じる。冒頭で立ち食いそばの魅力は安さだと書いたけど、権威に囚われないメニューの発想も特徴の1つだと思う。
立ち食いそば屋とはオルタナなのだ。そういう意味では『さ竹』のカレー南蛮は非常に立ち食いそばの世界観を感じさせる一品と言える。
