1995~1999年 クラシック系はストリートの流行をメーカーが採用したんだ


VULCANやDRAG STARの登場によってチョッパースタイルの国産アメリカンが飽和状態になって、その人気も煮詰まり始めたころ、今度はカワサキが「VULCAN CLASSIC」を出した。これはチョッパーカスタムを楽しんでいたユーザーの間で、次第にヴィンテージハーレーを模したスタイルの人気が高まったことが大きいと思う。これを機に各社もクラシックハーレーのようなモデルを出した。チョッパーイメージが求められた国産アメリカンが、次第にハーレーダビッドソンがもつ“旧きよきオリジナルスタイル”へと移行していったのかもしれない。カワサキの「VULCAN DRIFTER」なんて旧いインディアンそのままみたいなスタイルだったしね。
1995~1999年 いろいろなカスタムが登場してハーレーの人気も高まっていった
チョッパーって、ハンドルが高かったりドラッグレーサー風の一文字ハンドルだったりするのに対して、クラシック風の幅広なハンドルにするのが人気になっていった。それってたぶん、アメリカの「ハーレーダビッドソン」というメーカーに対する憧れが出てきたんじゃないかって思うんだ。事実、この時期に日本でのハーレー人気も高まっていった。専門誌なんかでは、1984年に登場した「FXSTソフテイル」でハーレーの人気が高まったといわれているんだけれど、アメリカではそうだったかもしれない。でも、日本ではぜんぜんだったんだ。むしろ、STEED人気に触発されてハーレーにも注目が集まるようになったんだよね。これは想像だけど、当時は試験の厳しい“限定解除”をしないと400㏄以上のバイクに乗れなかったこともあって、大型への憧れとコンプレックスは相当強かった。で、“ハーレー=本物”みたいな意識が根付いちゃったんじゃないかな。それもこれも国産アメリカン人気がきっかけだったと思うと面白いよね。

チョッパー人気のカウンターカルチャー的に流行したのがヴィンテージハーレーを模したカスタム。幅広なハンドルやディープフェンダー、サドルシートがお約束だ。

ヴィンテージハーレー風カスタムはSTEEDだけでなく国産アメリカンモデル全般に波及。こちらはツヤ消しカラーを使ってミリタリーテイストにまとめた一台。Virago250でも違和感なし。
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「ジャパニーズ アメリカン」、略して「ジャメリカン」…、言葉を真正面から捉えれば何のこと!? と、戸惑ってしまう方も多いかもしれませんが、これは現在でいうところの「クルーザー」のこと。アメリカンスタイルを起源とし、ゆったりとクルーズを楽しむことに特化したモデルを指します。それだけに、乗れば低いシート高ゆえに足つきもベッタリ、しかもポジションも快適でラクチンと、初心者からベテランはもとより、女性にもオススメで、現在はホンダ「レブル」やカワサキ「エリミネーター」が人気を博しているのはご存じの通り。しかもジャメリカン人気は今に始まったことではありません。1990年代から2000年代にかけて空前の大ブームとなり、各メーカーからは魅力的なモデルが数多く発売されました。そのため中古市場も潤沢で価格もリーズナブル。“遊び倒す”ならまさにもってこいというワケです!! そこで、いま最注目株と本誌が睨むジャパニーズ アメリカンの魅力を、さまざまな切り口で紹介しました。購入はこちら!