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「1日3食」は内臓の負担になっている? 胃腸のブラック活動に歯止めをかける、江戸時代の日本人の食事習慣とは

「1日3食」は内臓の負担になっている? 胃腸のブラック活動に歯止めをかける、江戸時代の日本人の食事習慣とは

消化・吸収はかなりの時間をかけて行なわれている

内臓、つまり胃や腸や肝臓などは、食物を数時間かけて消化し、栄養として体内に取り入れる働きをしています。

医学的常識として、胃の中には食物が、平均で2~3時間滞在します。サーロインステーキやトロの刺身など、ちょっと脂肪分が多いものになると4~5時間も胃の中にあります。

脂っこい食事の後などによく「胃が重い」と言う人がいますが、それはこのことと関係しています。

食物は胃の次に小腸へと流れていきます。この小腸ではさらに時間がかかります。

小腸は、胃で消化した食物をさらに5~8時間かけて分解します。そして、そこに含まれる水分と栄養分を8割方吸収します。

その後に、さらに大腸が、小腸が吸収し残した水分を、15~20時間かけて吸収します。

この一連の過程が、人間の消化・吸収のシステムです。

ここで考えてみてください。

「16時間断食」の食事法だと、このシステムで間に合うタイムスパンとなっています。

最後の大腸には食物が残っていますが、胃と小腸には食物がないという時間ができていることになります。

前の食事が胃や腸に残っている間に、次の食べ物が入ってくる

しかし、1日3食食べるとするとどうでしょう。

仮に現代人の生活パターンの典型を、「朝7時に起きて、夜23時に寝る」ということにしてみましょう。

睡眠は1日8時間で、起きている時間が16時間となります。

朝7時に朝食、12時に昼食、19時に夕食ということにすると、食間のタイムスパンは最長で夕食~朝食間の11〜12時間となります。

これは、先ほど示した胃や腸の消化・吸収に必要な時間や、食物の滞留時間を考えると、かなり余裕のない状況であることがわかります。

現代の生活事情に照らせば、かなり理想的と言えるこの生活パターンを想定してさえも、1日2食の生活に比較すれば、胃や腸が休みなくハードワークを続けることになるのです。

現代人はおそらくのところ、朝食から昼食までの間隔は4~5時間、昼食から夕食までの間隔は6~7時間程度となっていて、これでは前の食事が胃や腸に残っている間に、次の食べ物が入ってくることになるのです。

夕食~朝食間でやっと一通り終わっても、休む間もなく次がくるということになっています。

また、年齢を重ねるほど、消化液の分泌なども含めた胃腸の働きは鈍くなってきますから、消化・吸収にはさらに時間を要することになります。

これでは胃腸は疲弊します。

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