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TCLが2026年のテレビの新製品7シリーズを一斉に発売! 新しいブランドコピーは「いちばん綺麗に、観てほしい。」

TCLが2026年のテレビの新製品7シリーズを一斉に発売! 新しいブランドコピーは「いちばん綺麗に、観てほしい。」

●SQD-Mini LEDに注力して大画面へのシフトを推進


 冒頭で記述したとおり、同社の存在感は確実に高まっているが、メーカーとしての認知度は、競合他社と比べてまだ低いのが実情だ。また、これまでは小型・中型の販売ボリュームが大きかったのだが、今回の新製品は大画面サイズにフォーカスしている。現状を踏まえたこれからの取り組みを西山副社長に聞いた。
――新製品のラインアップをみると、大画面化に注力するように見受けられました。
西山隆信副社長(以下、敬称略) これまでは32V型や40V型の販売ボリュームが大きく、55V型以上の高価格帯ではスペックの面でも競合他社に劣り、価格で勝負する面がありました。
 しかし、今年はSQD-Mini LEDなど、他社に対して優位性を持つスペックの製品があり、社内でも65V型以上に注力する方針となっています。大画面、高価格帯の販売構成比を上げて、昨年までの状況から脱却することを考えています。
――競合他社も大型化を推進していますが、TCLとしての差別化や訴求ポイントはどこにあるとお考えですか?
西山 他社はRGB-Mini LEDをメインに展開されると思います。しかし、販売価格は非常に高額になってしまいます。SQDは量子ドットの粒子数が増え、ドット自体の精度も上がっています。カラーフィルターの向上もあってRGB-Mini LEDよりも綺麗な映像を表示でき、かつ生産コストを抑えられるため、RGB-Mini LEDに対して価格面でのメリットもあります。
――貴社はECでの販売ウエイトが高いと思いますが、リアル店舗での展開についてはいかがですか?
西山 昨年までと比べて、今年はおそらく1.5倍くらいの店舗での展開になるとみています。つまり、昨年よりも大画面の製品を数多く展示していただけるのではないかと考えています。
 やはり顧客接点を増やさないと認知度は上がりません。流通の方々に対する商談会で、SQD-Mini LEDを実際に視聴していただきました。その結果、全体的な露出は増えてくると思います。
――これまでの展示は旗艦店を中心としていましたが、より多くの店舗で展示が増えるわけですね。
西山 はい。広域で、郊外店も含めて今年の展示店舗は昨年よりも増えると考えています。
――新製品では75V型以上の製品もありますが、日本の住宅は狭いという問題があります。
西山 98V型や85V型では、マンションのエレベーターに入らないという問題が確かにあります。ただし、物理的に導入可能な住宅については、幅広い選択肢を提供できるわけです。
 現在の大画面での主流は55V型ですが、流通サイドでは65V型を売りたいと考えています。実際に65V型であれば搬入時の問題はほとんどないので、当社でも65V型以上の販売に注力していきます。

●大画面テレビでデザイン性をアピール


――テレビの訴求ポイントは大画面、高精細の2つが主流で、そのほかの訴求ポイントになりそうなところはありますか?
西山 お客様に画面がキレイと思っていただくためのキーワードでは輝度や色彩、色域などがあります。これらについては新製品でかなりスペックが向上しました。
 新製品のX11Lは本体パネル部が2cmの薄さで、これはSQDだからです。RGBでは発光チップからの投影距離が必要で、あまり薄くできません。空間スペースが必要な大画面テレビの設置においては、薄型の筐体でベゼルも非常に狭いというデザイン性をアピールできれば、と考えています。
――製品で日本向けにローカライズした点はありますか?
西山 地上デジタル放送の映像は、日本独特の映像といえます。グローバルの製品をそのまま持ってくると、赤が強く見えたりします。そこで、ソフトウェアを書き換えました。
――地上デジタル放送向けのためですか?
西山 はい、そのとおりです。ソフトウェアを書き換え、再チューニングしました。完全に日本向けですので、まさにローカライズです。
――今年のシェアアップに向けた施策や取り組みについては、どのようなお考えですか?
西山 昨年は大きな仕掛けというものができていませんでした。今年は1年間の流れの中で商談会から始まり、発表会を経てお客様に知っていただくためのTV CMを投下し、顧客接点の間口を広げるという販売環境づくりをトータルで強化していきます。
 当たり前のことを当たり前にやり、2026年が大きなギアチェンジをした年になるような動き方をしていきます。
配信元: BCN+R

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