球界の盟主・読売巨人軍が、歴史的な大転換期を迎えている──。
巨人の監督といえば、ファンならずとも知る“鉄則”が存在する。生え抜きのスター以外は就任できないという、いわゆる“純血縛り”だ。
「これは、100年近い球団史で受け継がれてきた伝統であり、天皇制にも喩えられるシステム。V9の川上哲治、ミスターこと長嶋茂雄、球団唯一の暗黒期・堀内恒夫、球団最多勝の原辰徳…そして阿部慎之助へと、脈々と受け継がれてきました」(スポーツ紙巨人ベテラン番記者)
史上初の“外様監督”は“つなぎ”
しかし、この歴史はまさかの形で途絶えた。阿部慎之助監督が長女への暴行・逮捕でまさかの辞任となり、橋上秀樹が監督代行に就任したからだ。
「橋上は現役時代、巨人に所属した経歴すらない完全な外様。代行とはいえ、巨人が頑なに守り続けてきた血統主義の伝統は、あっけなく終焉を迎えました。歴史ある伝統が途絶え、オールドファンを中心に寂しいという声が多数上がっています」(前同)
一方で、ある球団関係者は「橋上はあくまで今季いっぱいの“繋ぎ”。水面下での次期監督人事は、一刻を争う急務となっています」と語る。
そして驚くべきことに、ここで最有力候補にリストアップされ、水面下でオファーを検討しているのが、あの栗山英樹氏だというのだ。
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「これでようやく…」逆手に取った“実力主義”の監督人事
「阿部の逮捕劇は読売グループ全体に激震を走らせたが、フロントからは『もう生え抜きに縛られる必要はない』『これでようやく、他球団のOBも含めた純粋な実力主義で監督を選べるようになった』と“怪我の功名”の声もある。そこで浮上したのが、WBC世界一の実績があり、人気・知名度も高い栗山というわけです」(前出・球団関係者)
たしかに、栗山氏の実績を見れば、巨人が熱視線を送るのも当然といえる。日本ハムの監督時代には、誰もが不可能と断じた大谷翔平の二刀流を成功させ、のちの世界的スーパースターへと押し上げた。
2023年のWBCでも劇的な世界一を達成し、指導者としての実績・手腕ともに「完璧」の一言に尽きる。
