「ピキハイ見て、他県から来ました!」 行動的な“ピキッ子”たち。ファン同士で群馬旅行も
――ピキッ子(ピキハイのファン)の反応で印象的なものはありますか?
アルピナ 群馬に行ってみたいって、言っていただけることが多いですね。つい先日、温泉地を撮影しに行ったんです。そこで宿に来てたお客さんに「ピキハイ見て、今日他県から群馬に来ました」って声をかけられました。撮影中に声をかけられるっていう実績解除!
――いい話ですね……って、あれ? それって身バレでは?
メイロー 僕の姿を知ってるファンの人はそこそこいるんですけど、アルピナは1回も姿を出してないので、その人には「レアなもの見たね」って伝えておきました(笑)。いいのか悪いのか(苦笑)。
アルピナ そうやって他県から群馬に来る経験って、なかなか多いことではないと思うんです。やっぱり群馬に行きたいって言ってくれて、実際に足を運んでくださる方がいるのが、いちばん嬉しいですね。
メイロー 今度6月20日から、伊香保温泉でのぼりをたくさん立ててもらったりとかしながら、ピキハイのトレーディングカードを20施設で売るっていうコラボイベントを開催するんです。その人は、このイベントの対象の宿に先行で来てくれたみたいです。
――えっ、まだイベント自体は始まってないですよね?
メイロー そうなんですよ。まだ告知しただけです。だから、トレーディングカードも買えない。まだ来ないだろうと思って撮影してたんだけどなあ。
アルピナ まさか、もういるとはね。
――ピキッ子って、ピキハイ同様、行動力すごいですよね。
アルピナ びっくりしてます! みんなすごいね。
メイロー グループ作って、群馬旅行にしょっちゅう来ている子とかもいるんですよ。
アルピナ 車に乗り合わせて、みんなで合宿みたいに出かけてる人もいるらしくて。「なんだそれ楽しそう、混ぜてくれ!」って思います(笑)。
「登録5万は全然すごくない」 知ってもらうための地道な営業活動
――地元の群馬県からは、どんな反応がありましたか?
メイロー 「ピキハイ」っていう名前を知ってくれている観光地関係の方が出てきたのは、肌でも感じますね。実は僕、3年前ぐらいから行政に働きかけをしています。勉強会とかイベントとかにたくさん出て、名刺を配るとか営業的なことしてたんです。ただ、ずっと芳しくなかったんですね。「ぐんま特使」っていう、観光大使に近いものがあるんですけど、そこに「インフルエンサー枠として登録してほしい」っていうのも、県知事に3回ぐらい直談判しました。1分間のプレゼンとかまでしたんですけど、今も登録してもらえてないです(苦笑)。それで行政は諦めて、企業側に働きかけようということで、最近は県内企業の勉強会に出席したりしながら、知名度を少しずつ上げようと頑張ってます。
アルピナ そんな中で、温泉協会さんだったり、あとは地元の地域おこし隊の皆さんに声かけていただけることが、だんだん増えてきました。
――ご自身から営業をかけていらっしゃったんですね、
メイロー 僕がかけてますね。やっぱりチャンネル登録5万人って、すごいようで、世間一般的には全然すごくない。直接行って自分たちを知ってもらうって大事です。
――とはいえ、今だと「群馬 VTuber」と検索したら一発でおふたりが出るくらいには、有名なのではないでしょうか?
メイロー そうなんですけど、VTuber自体の知名度が、まだぜんぜん低いんですよ。県内でイベントに出て、「VTuberとしてこんなことやってます」みたいな話もしてるんですけど……。
アルピナ 私がVTuberとして皆さんの前に現れて、メイローがその横でマネージャーしながら営業する、みたいなことを何度もやってるんですけど、いまだに「これは中に人がいるの?」とか「アニメ?」っていわれちゃう。
メイロー 県の職員さんや企業さんも含めて、やっぱり知らない人のほうが圧倒的に多いです。なので、自分からどんどんアピールしていかないと、見つけてもらうことは難しいなと感じますね。
――その中で今回、伊香保温泉のコラボが決まったのはすごく大きなことだと思います。
メイロー 全国的に見ても、トレーディングカードを温泉地でコラボしながら販売するっていうのは、いまだかつてない取り組みだと思います。温泉地の人たちも、「どうなるんだろう?」って思いが少しあると思うんですよね。そんな中で、よく抜擢してくれたなと。だから、僕らも成功させなきゃっていう気持ちでいっぱいです。
アルピナ 伊香保温泉は、それこそ私が子供のころから何回も行っている有名な温泉地なので……絶対に成功させたいって思っています!

