同じ合唱部で長谷さんと交際していた八木原被告
一方、札幌市内の私立高校を経て江別市内の大学に進んだ八木原被告は、川村被告とは対照的に、「おとなしく、地味なタイプだった」という。中学時代のクラスメイトはこう語った。
「八木原さんは成績もあまりよくないし、運動も苦手。いじめはなかったけど、クラスでは浮いた存在で、休み時間や移動教室の時は常に1人でした。友達はいなかったと思います。けれど、合唱部に所属していて、活動は真面目に一生懸命やっていたと思います」
その合唱部で出会ったのが、事件の被害者である長谷さんだった。
「長谷さんは八木原被告の中学校時代の1年先輩で、ともに合唱部に所属していた。卒業後、長谷さんは釧路市内の高校から公立千歳科学技術大学に進学。二人は別々の道を歩んでいたが、事件の2カ月ほど前から交際関係に発展した」(道警関係者)
だが、事件当日までの間に二人の関係には変化が訪れていた。道外での就職を考えていた長谷さんは、それまでに八木原被告との関係を清算することを考え始めたのだ。
「25日夜、長谷さんは、千歳市の自宅に保管していた八木原被告の衣類や私物を持ってJR大麻駅近くにある八木原被告の自宅アパートを訪れ、『1年後に別れるつもりだから』と別れ話を切り出した。しかし八木原がこれに納得できず口論に発展した」(同前)
そんな一連の「別れ話」にスマートフォン越しに聞き入っていたのが、川村被告だった。
「川村は事件当日、交際相手のAと、Aの高校時代の友人の瀧澤、瀧澤の中学の同級生の川口、そして川口の中学の後輩にあたるDの5人で新千歳空港に行き、ご飯を食べるなどして遊んでいたそうです。
午後10時にバイトが終わった八木原から電話があり、川村は別れ話について相談を受けたと言います。その際、一緒にいた川口被告が電話を替わり、長谷さんに対し『そこに行く』『逃げたりしたら探す』などと言って脅し、公園に呼び出した」(社会部記者)
こうして長谷さんは八木原と共に、指示された公園へ向かった。そこで待ち受けていたのは、川口をはじめとする少年たちによる執拗な暴力だった。
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取材・文 集英社オンライン編集部ニュース班

