・真の推しは敵幹部
しかし、実は私の推しは別にいる。それが敵組織の幹部・パーマネント大佐である。
おにぎりみたいなフォルムをしたおじさんだが、このパーマネント、とんでもなく「パパ力」が高いのだ。そのほとばしる魅力が遺憾なく発揮されるのが、コミックス1巻収録の第4話である。
採石場での激しい戦いの翌日、ミネタはパーマネントからピクニックに誘われる。パーマネントの息子・たっくん(3歳)が、ニコンと遊びたがっているのだという。
コントの設定のような導入に思わず笑ってしまうが、パーマネントの猛攻はまだまだ止まらない。
コンビニで適当に買ったサンドイッチとレジャーシートを持参したミネタに対し、なんとパーマネントはアウトドア用のテーブルやチェアを設置。
さらには周囲を風船などでデコるという、見事なオシャピク(おしゃれピクニック)を演出してみせる。
ニコンとたっくんの写真を「顔は出さないのでインスタにアップしていいか」とミネタに確認するシーンで、私は神回であることを確信した。
平日は敵味方としてバチバチに戦いつつ、休日はパパ友として謎の交流を深める二人の姿も、この作品のたまらない魅力である(たっくんにちょっとお姉ちゃん風を吹かすニコンも)。
・夫婦揃ってファンに
2026年5月28日現在、『首領ちゃん』はコミックス2巻まで発売されている。妻にも勧めてみたところ、目論見通り大ハマりし、今ではすっかり夫婦揃って大ファンになってしまった。
ニコンくらいの子どもがいる人も、そうでない人も、ぜひ二人の奇妙で温かい共同生活にほっこり癒されてほしい。それではまた次回。
