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「おばさんがダンスなんて痛い」陰口を笑って迎えた発表会当日、舞台袖で私は動けなくなった

「おばさんがダンスなんて痛い」陰口を笑って迎えた発表会当日、舞台袖で私は動けなくなった

先に始めたはずの私が、追い越されていた

私が彼女をダンス教室に誘ったのは、3年前のことでした。当時、私は教室に通って2年経っていて、ようやくセンターの位置で踊らせてもらえるようになっていたのです。

新しいメンバーとして来た彼女は、最初こそ振り付けに戸惑っていましたが、半年もすると驚くほど上達しました。楽しそうに踊る彼女に、先生が「動きがきれい」と声をかけている場面を、私は何度も見ていました。

私はずっと、自分の体型や年齢を気にしながら踊っていました。鏡の前で、自分にだけ厳しい目を向け続けていたのです。

休憩室で、私は確かにそう言った

発表会まで2週間という日、私は他のメンバー2人と休憩室で雑談していました。話題は「最近の教室の雰囲気」でしたが、内心、私は彼女のことばかり考えていたのです。

誘ったのは私なのに、いまや先生からの注目を集めているのは彼女のほうでした。気がつくと、私は「正直、おばさんがダンスなんて痛い」と口にしていました。誰のことを名指ししたわけではありません。

でも、その場の3人は誰のことを言っているか、わかっていたと思います。言ったあと、薄ら笑いをした自分の顔が、鏡の隅に映っていました。

配信元: ハウコレ

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