●スマート家電のログ情報を送って「ゆるやかな見守り」を実現
――エディオンスマートアプリに、新たに遠くに離れて暮らす家族の様子がわかる見守りサービスをリリースしましたね。
冨岡 見守りサービスの特徴を一言でいうと「ゆるやかな見守り」です。見守りカメラで家の中の様子をうかがうのも一つの方法ですが、見守られる側のプライバシーや心理的ストレスが高くなります。
エディオンスマートアプリは、スマート家電のログ情報を送る仕組みなので、見守られる側のストレスも低く、見守る側もそれをチェックするだけで安心が得られます。見守られる側と見守る側のどちらにもストレスの少ない「ゆるやかな見守り」なのです。
具体的に、アプリと連携したスマート家電の稼働状況を示すログを1日に1回、見守る方に送ります。冷蔵庫の開け閉めやエアコンのオン/オフ、洗濯機の入り切りなどの情報が1日届かなければ、「何かあったかな」と気づいて見守る側が連絡できます。
対応するスマート家電が増える分だけ、ログ情報による見守る頻度が増えるので、状況をより正確に把握できるようになります。遠く離れて暮らすご両親や、少し認知症の傾向がある方などの見守りに効果的です。
それとは別に、見守られる方が元気かどうかをアプリで返信して通知する機能もあります。
●「通知機能」もシンプルで、直感的な操作感
――通知機能もシンプルな操作感にこだわっていますね。
富岡 はい。通知機能は「元気」か「調子が悪い」のどちらかを選ぶだけで、見守る側へのワンタップ通知が完了します。これは、先ほどお話した家電のログ情報とセットで届く仕組みです。高齢の方の中には、スマホの操作や文字を打つことすら負担に感じている方もいらっしゃいます。ですので、あれもこれも機能を盛り込むのではなく、機能を絞り込み、直感的に操作できることにこだわりました。
――将来的には、自治体などと連携して災害時の救助活動支援などの構想も掲げていますね。
富岡 社会的な役割の部分でいうと、取得したログ情報をどのように活用していくかは、エディオン1社だけではなく、様々な企業や自治体とアイデアを出しあいながら進めていければと考えています。少し長期的な展望にはなりますが、アップデートしながら可能性が広がっていくサービスなので、今後ともご期待してください。

