カウンター席はおひとりさま歓迎の証(あかし)! だからカウンター席がある店は入りやすい!!
──そう考えている おひとりさま同志は多いことだろう。気持ちはすごくわかる。私だってそうだ。
テーブル席だと「この広い席を1人で占領しちゃってすみません」的な気持ちになったりするが、カウンター席なら気を遣わなくていい。カウンター席最高!
しかし、1つだけ注意して欲しい。天国だと思っているカウンター席が、地獄に変わることもあるのだから。
・カウンター席の盲点
もう少し具体的にいうと、おひとりさまにとって天国であるカウンター席は、イチャつきたいカップルにとっても天国であるということだ。
私を含めて、多くのおひとりさまはこの点を忘れがち。つまり、常に体を密着させていないと気が済まないカップルが行き着くところもまた、カウンター席だったりする。
いや、お前らはテーブル席でいいだろ……! そっち行けよ……!! と思うだろう。しかし、彼ら・彼女らにとって、対面のテーブル席ではお互いの距離が遠すぎるらしい。
もっと近づきたい……もっともっとイチャつきたい……という願望を叶える場所でもあるのだ。カウンター席は。
つまり、カウンター席に座って1人の時間を楽しんでいるとき、運が悪いとそのようなカップルに挟まれることだってある。
・地獄
つい先日、私が焼肉食べ放題を楽しんでいたときもそうだった。カウンター席だったら安心と思っていたのに、どうかと思うほどイチャつくカップル2組が私の両隣に着席したことで、その一帯が冷戦の舞台と化した。
ハードにイチャつくカップル → 1人で食べ放題を楽しむ私 → ハードにイチャつくカップルという順番になったことにより、より一層際立つおひとりさま感。地獄だ。
せっかくの食べ放題なのに、こうなったら正直なところ居心地がいいとは言えない。まぁ、店内にいる人は私のことなんか誰も気にしてないのだろうが……と思ったときにハッとした。
そうだ。周りの視点を気にしてしまうからダメなんだ。そんなものは気にしないのが1番。じゃあどうするか……
しばらく考えた私は、食べ放題メニューの中からカルビと豚肉を頼みまくった。なぜか? すぐ焼けるからだ。
この2つがあると、網から常に目を離せない。集中力を失えば、黒焦げ肉を食う羽目になるだろう。
両隣が熱い抱擁を続ける中で、私は肉から したたり落ちる脂をただひたすら見つめる。ジューという音の変化にも注意して、網からの引き上げ時を見極めるのだ。
たまに網から炎が上がるが、何の問題もない。むしろ炎は大歓迎。そうなったら氷を置くなどの対処をしなくちゃいけない。やることが増えるのは素晴らしい。
だから、シマチョウなんかもいい。あれもまた炎が吹き上がるから。よし次はシマチョウだ。
……しかしながら、シマチョウは焼き上がるのに時間がかかる。
すぐ焼けること、火柱が立ちやすくやることが増えることを考えると、やっぱり理想は豚。味も美味しいし最高だ。だからとにかく豚。
豚、豚、豚、豚……!
ぶたぁぁあああああーーーーーーーーーー!!!!
