なにやら『サンキュー、チャック』なる映画がジワジワ来ているらしい──。そう小耳に挟んだのは数日前のこと。信頼する映画好きも「なんか不思議な作品だったわ~」と話していた。
調べてみるとあと数日で『サンキュー、チャック』の劇場公開は終了してしまうらしい。迷った挙句『サンキュー、チャック』を鑑賞したところ、なかなかの衝撃作だったのでご紹介したい。
・スティーヴン・キング原作
まずお伝えするべきは『サンキュー、チャック』の原作が「スティーヴン・キング」だということ。同氏の中編小説「チャックの数奇な人生」が本作の原作となっている。
これまで「ショーシャンクの空に」「スタンド・バイ・ミー」「グリーンマイル」「シャイニング」等々、数々の傑作の原作を手掛けてきたスティーヴン・キング。『サンキュー、チャック』も傑作に名を連ねることが出来るのだろうか?
・あらすじ
さて、映画を観終わって一晩経った今なお、私の中で「あれはなんだったのか?」と『サンキュー、チャック』の余韻が収まらない。ストーリーも複雑なので、公式発表を引用する。
「ついに世界は終わろうとしていた。次々に起こる自然災害と人災が地球を襲い、ネットもSNSも繋がらなくなったその時、突如街やTV、ラジオを埋め尽くしたのは「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい39年間に、ありがとう、チャック」という広告だった。
チャックとは何者なのか? 彼に感謝する意味は何なのか? その答えを知る者は誰もいない。近づく世界の終わりに人々が固唾を呑むなか、場面は一転、広告の男・チャックの視点へと変わり、彼の39年の人生を遡る物語が新たに始まる」
ご覧の通り、映画は冒頭から世界が終わりかけている。特徴的なのは「第3章」から幕開けすることで、物語が進むにつれ「第2章」、そして「第1章」で完結する構成だ。
