・純ミステリー
映画のジャンルとしては「超純粋なミステリー」といった感じで、そこにサスペンスやホラーの要素はほとんどない。シンプルに謎だけがフィーチャーされている点が、他の映画作品との大きな違いであろう。
また「あれがこうだった」「それはああだった」等のハッキリとした答えはなく、感じ方はあくまで観る側に委ねられている点も『サンキュー、チャック』の特徴。ゆえに不思議な余韻が収まらないのかもしれない。
私なりに噛み砕くと『サンキュー、チャック』は、哲学であり、宇宙であり、数学であると同時に人間賛歌。「人生に起こり得る様々な困難にも意味があり、誰に否定されるものではない」というメッセージが込められていたのではないだろうか?
おそらく読者の方は「何言ってんだ、こいつ」と思われただろうが、それだけ『サンキュー、チャック』が不可解かつ説明が難しい作品であるとご理解いただければ幸いだ。『サンキュー、チャック』、なかなかの衝撃作であった。
・不思議なだけではない
なお、冒頭でもお伝えした通り劇場公開期間はあとわずか。私が鑑賞した回はほぼ満席だったので、不思議な余韻がジワジワと伝播しているのだろう。劇場でないとしても1度は『サンキュー、チャック』をご覧いただきたい。
これまで数多くの映画を鑑賞してきたが『サンキュー、チャック』はトップレベルに不思議な作品であった。それでもエキセントリックなだけではなく「血の通った作品である」とは自信を持ってお伝えしておこう。
参考リンク:「サンキュー、チャック」公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
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