Shokz第3のフラッグシップ機
骨伝導イヤフォン、オープンイヤータイプイヤフォンといえば、その仕組み上、低音の迫力が足りない場合が多かった。しかし、最近のShokzのイヤフォン、特にOpenRun Pro 2、OpenFit Proのふたつのフラッグシップモデルは、AirPods Pro 3などの一般的なイヤフォンと比べても「いい音だ」と言えるようになったが、OpenDots 2はそのラインに並ぶ音質を実現している。

一日中つけていてもストレスでない軽快な装着感と、外の音も聞えるオープンイヤータイプならではの美点、高音質が並び立っているのが素晴らしい。たとえば、1日中BGMを聞くとか、オフィスでかかってきた電話にいつでも出られるように耳にクリップしておくなどの用途にピッタリだ。
先に述べたように低音の響きの不足がオープンイヤータイプの弱点だったのだが、OpenDots 2は、2つのカスタムメイド11.8mmドライバーを対向してマウントしたShokz Bassphereを採用しており、豊かな響きを実現している。

また、クリップした状態から、耳の穴の方向に音を発射し、耳の穴の内壁を反射させて伝える技術により、よりクリアな音を実現している。

音質が向上しているのは聞く側だけではない。通話する際のマイク側の音質も向上している。

特に特徴的なのは、空気伝導マイク2つに加えて、骨伝導マイクを採用したこと。空気伝導マイクは2つが連携して、装着者の口の方向の音を拾おうとする。ただ、空気伝導マイクが風切り音を拾い過ぎる場合は、骨伝導マイクが振動を介して声を伝えるようになっている。もちろん、単純に骨伝導マイクの音を使うのではなく、空気伝導マイクのみが拾う風切り音を除去するようなカタチでより良い音質を実現するのだ。
「あれ? どっち?」装着時のストレスを解消するダイナミック耳検出
装着感の良さだけでなく、イヤフォンで起こりがちな「あれ、どっちだっけ?」と装着時に迷う問題もOpenDots 2とOpenDots Airは解決している。
それぞれ、イヤフォンに左右の区別なく、装着したらジャイロを使ったダイナミック耳検出テクノロジーにより、どちらの耳に装着されたかを検出し、それぞれ『R』『L』として動作するようになっている。

ボディカラーは筆者が使ったパールホワイトの他に、グレー、ブラックがラインナップされる。バッテリーライフは、単体で10時間。ケースを合わせると最大で40時間も使うことができる。

Shokzを会社訪問した経験からいっても、開発環境はどんどん良くなっており、自社内でテストできる高度な機材も導入されている。それが、最近のOpenRun Pro 2、OpenFit Pro、OpenDots 2の高音質を実現していると思われる。
この三者で、音質でいえばOpenFit Pro、アクティブに活動している時に使うならOpenRun Pro 2、長時間ストレスなく使うならOpenDots 2がお勧めだといえる。いずれもオープンイヤーだが、それぞれの特徴が際立ったラインナップだ。