働き方の「How」を突き詰めた30代があったから、「What」に出会えた
――会社経営者としての新しい働き方についてはいかがですか。
会社組織になったので、今は「チーム」で仕事をすることが基本。謎解きやミステリーの分野の第一人者など、多くの方々に協力していただきながら、私はイベントの製作総指揮とシナリオライターを務めています。そういう意味で、「What」だけじゃなくて「How」も大きく変化した1年だったと思いますね。

これまで一人での仕事がメインだった安藤さん。UNROUTEではチームワークがメインに
経営者、責任者としては、「メンバーの人たちに、どうしたら気持ちよくお仕事をしてもらえるか」といったムードづくりや、「いかに適切な指示を出せるか」などを意識しています。裏表がない性格で、信頼してもらいやすいのは私の強みだと思うので、真っ直ぐに情熱を伝えることで周りの人たちも巻き込んでいけたら。「この人に付いていったら、面白い景色が見られそうだな」って思ってもらえるリーダーが理想です。
――ずっと続けてきた自分のキャリアの軸を変えるのは、誰しも勇気がいると思います。戸惑いなどはなかったのでしょうか。
「パラナビ」の読者の女性たちは、今がまさに「How」のタイミングかもしれないですね。ずっと「What」で仕事をしてきたけど、ライフステージや、年齢とともに心身も変化する中で、「これからどう仕事と向き合うか」というターニングポイントにいる方も多いでしょう。
私は順番が逆でしたが、「How」を突き詰めた30代があったからこそ、本当に心からやりたいと思える仕事、「True What」に出会えた。「やっと地に足がついたな」という感覚です。
経営者としてのプレッシャー。でも事業にかける熱量は負けない
――7月に開催される第2弾のイベントは、神田・神保町の実在した映画館が舞台だそうですね。
かつては日本のミニシアターの草分け的な映画館だったのですが、4年前に閉館し、取り壊しが決定しています。今回の体験型ミステリーツアー『あの夏のさよなら』では、間もなく姿を消してしまうこの映画館を舞台に、大学生3人の人間模様と、かつて起きた殺人事件が交差するストーリーが展開。参加者はメンバーの1人となって、小説、演劇、映画などのリアルなコンテンツに触れながら館内を回遊するというものです。今はとにかく、この空間で「新しくてインパクトのある、面白い」体験をどれだけ作り上げていけるかに集中し、全力で準備を進めている最中です。

出典:公式サイト
さらに、会社の今後のビジョンとしては、ミステリーに食や旅の要素を掛け合わせたり、外部の企業・人とコラボレーションしたりしながら、ミステリーから始まる新たな体験価値を創造していきたいと考えています。
これまでは趣味だった、推理小説や謎解きイベントが、今は仕事になりました。自分が本当にやりたいことをやるって怖いし、経営者としてのプレッシャーももちろんあります。でも、自分で作った会社だからこそ、熱量は誰よりも大きい。こんなにも充実している毎日がすごく幸せです。
UNROUTE Inc.によるストーリー体験型ミステリーツアー第二弾
2026年7月17日〜26日の10日間限定開催!
これは、実在した映画館を回遊しながら物語と謎を追う、ストーリー体験型ミステリーツアー。
『あの夏のさよなら』
愛しているから、嘘をついた。
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発売後即完売・各メディアで話題となった前作『月明かりの書店と呪われた原稿』に続く、
UNROUTE Inc.によるストーリー体験型ミステリーツアー第二弾。本作の舞台は、今年9月以降に取り壊しが予定されている実在した映画館。
二度と再演できない10日間限定の上演となります。────────────
あらすじ
2026年、7月。54年の歴史に幕を下ろし、解体を控えた映画館へ、最終上映会のチケットを手に訪れたナツ。ここは4年前、大学の映画サークルに所属するハルオミとミフユと、毎月のように三人並んでスクリーンの光を見つめた場所だった。館内で上映される『あの夏のさよなら』が、ナツの記憶の扉を開く——映画館で起きた館長殺害事件、そして未解決のまま閉ざされた真実。
あなたはナツとなって三人の記憶を辿るうちに、事件の真相と、三人が抱えた愛と嘘に出会っていく。
本公演は、謎解きや脱出を目的としたゲームではなく、音声ガイドを通じて物語と謎を追体験する「ストーリー体験型ミステリーツアー」です。
会場
岩波神保町ビル10階
(東京メトロ神保町駅A6番出口直結)開催期間
2026年7月17日〜26日(日)チケット
7,700円(税込)https://thatsummersgoodbye-unroute.netlify.app/
