伝説のロッカー、ブルードットを演じる鍵は?
小池さんが演じる伝説のグラムロッカー、ブルードットについて、河原さんとどんなお話をされましたか?
役に関して細かく突き詰めていくのはこれからなんですが、ビジュアル撮影のとき、韓国版のブルードットは金髪のロングヘアだったので、僕もそういうビジュアルになるのかな? と思っていたら、日本版のブルードットは、赤みのある髪色で、襟足も長め。どちらかというと、昔のデヴィッド・ボウイや、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんを思わせる雰囲気です。河原さんはグラムロックがお好きなので、日本版オリジナルのこだわりをすごく感じました。
ブルードットはステージ上ではカリスマですが、内面には孤独を抱えています。ご自身と重なる部分はありますか?
その部分はブルードットという人物を作るうえで特に重要なのかなと思っています。
ブルードットの抱える孤独というのは、両親から虐待を受けて家を飛び出したというところにあって、彼の孤独で繊細な部分が下地にあるからアーティストとして歌詞に表れたり、スターでいられる華やかな立ち振る舞いにつながるんだと思います。一方で、僕は両親のもとで普通に育って自分の意志で上京したので、境遇はかなり違います。ただ、無理のない範囲でアプローチできたらなと思っています。
大阪から上京した当時、ご自身も孤独を感じることがあったのでは?
自分から上京したいと言って出てきた手前「寂しい」とは言えず、まだ16歳でしたし強がっていた部分もありました。母親がすごく心配性だったので、「大丈夫? 元気でやってる?」とよく連絡をくれていました。もちろん不安もありましたが、弱音を吐いたら負けだと思っていましたね。寂しさもありましたが、それ以上に刺激的で、同年代で同じように頑張っている仲間もいて、その存在に救われていました。
大阪・箕面の魅力を開拓したい
今年で40代を迎えられましたが、心境の変化はありますか?
40代最初の作品が、つい先日まで出演していた『どろんぱ』という和製ミュージカルでした。殺陣も歌もたくさんあって、かなり体力を使う作品で、40代になってもハードな作品に挑戦させてもらえたことが、「守りに入るな、もっと攻めていけ」と激励してもらった気持ちになりました。
今回も、日本版のオリジナルキャストとして、新しいミュージカルに挑戦できるのはありがたいこと。40代は、新しいことにどんどんチャレンジしていけばいいんじゃないかと思っていますし、とてもワクワクしています。
大阪公演で楽しみにしていることはありますか?
今回は、大阪公演の会場が箕面なんです。箕面といえば、箕面萱野駅まで延伸して、アクセスも良くなったんですよね? 僕自身、実はあまり箕面の方面へ行く機会がなかったので、むしろそのエリアで新しい開拓ができたらいいなと思っています。「絶対ここへ行こう」とはあえて決めずに、普段行けないからこそ、楽しみ方を見つけたいですね。
最後に、公演を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします!
大阪公演は短い期間ではありますが、東京公演を経てさらに進化した『ETERNITY』をお届けできると思います。
すごく熱いミュージカルで、ライブのような感覚で楽しめる作品なので、ぜひ“ブルードットのファン”になったつもりで参加していただきたいです。声も出していただいてOKですし、「オリジナルペンライト」もありますので、ペンライトを大きく振ってブルードットを応援してもらえると、僕もテンションが上がります! ぜひ劇場に遊びに来てください。
ブルードットについて語る小池さんの表情は、真摯そのもの。役の繊細な感情に丁寧に向き合う姿が印象的でした。一方で、ときおりこぼれる笑顔はまるで突然光が差し込んだようにキラキラと輝いていて、舞台上で多くの人を魅了する理由を垣間見た気がしました。ミュージカル『ETERNITY』は、2026年8月8日(土)・9日(日)に、東京建物 Brillia HALL 箕面 大ホールで上演されます。ぜひ小池さん演じるブルードットに声援を送りに行きましょう!
ミュージカル『ETERNITY』
<大阪公演>
日時:2026年8月8日(土)12:00開演/17:00開演、8月9日(日)12:00開演
会場:東京建物 Brillia HALL 箕面(箕面市立文化芸能劇場)大ホール
料金:S席/13,500円、U18席/4,800円
※未就学児入場不可
写真/平田圭代子 文/中野純子

