私が直接ぶつけた土曜の昼
翌日、ランチに出かけたとき、私は同じ話題を切り出しました。
「結局、女の子って嬉しいと思うんだよ、ああいうの」
声に少しだけ棘があったかもしれません。彼は箸を止めて、しばらく黙っていました。「そう、なんだ」とだけ返ってきました。
その日の夜、彼は早めに寝室に行きました。私はソファで一人、自分が言いすぎたんじゃないかと考えていました。でも、伝えなきゃ何も変わらない気もしていたのです。
そして...
日曜の夜、洗い物を終えた彼が、リビングに戻ってきて言いました。
「来週末、ちょっと予定空けといて」
理由を聞いても、「行きたいところがある」とだけ。翌週末、彼が連れて行ってくれたのは、付き合った当時に何度か行ったレストランでした。あの頃よりずっと立派な料理で、彼は照れくさそうに「いつもありがとう」と言いました。嬉しかった気持ちは本物でした。
でも、家に帰ってベッドに入ってから、私はふと考えました。私、あの人を追い詰めてしまっただけじゃないだろうか、と。次は、こんなふうに引き出すんじゃない形で、二人の時間を作れたらいいなと思っています。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
