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彼女に隠したまま、初デートのお店をもう一度予約した僕。記念日に渡したかったもの

彼女に隠したまま、初デートのお店をもう一度予約した僕。記念日に渡したかったもの

記念日まで2週間

それから連絡を取るたび、彼女の声に少しだけ違和感を覚えるようになりました。明るく振る舞ってくれていますが、ときどき返事が遅れる。考え込むような間があるのです。

「今度の記念日、あの店に行こうか」とメッセージを送ったときも、返信が来るまでにいつもより時間がかかりました。消えた予約のことを、彼女がまだ気にしているのだろうと想像はつきます。

それでも、記念日まではこのまま黙っているつもりでした。サプライズというのは、最後まで隠し通してこそ意味があるのだと、そのときの僕は本気で信じていたのです。

そして...

あの店のテーブルに小さな箱を置いたとき、彼女は少し驚いた顔で「これ、もしかして」と言いかけて口をつぐみました。僕は何も言わずに箱を開けて、彼女の目を見ました。 彼女は涙ぐみながらも、最初に出た言葉は「びっくりさせないでよ」でした。半分笑って、半分怒っているような声でした。

あとから、予約のことをちゃんと話して謝りました。心配させて悪かった、と。サプライズという形にこだわった僕の独りよがりだったのかもしれません。彼女の不安をもう少し想像できていたら、伝え方も違ったはずです。記念日は同じでも、これからは隠し事のない関係でいたいと思いました。

(30代男性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

配信元: ハウコレ

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