最新エンタメ情報が満載! Merkystyle マーキースタイル
脳トレ四択クイズ | Merkystyle

広島国際大学「Mebia」が中学生へ届けた “リアルな福祉”と支え合う心

福祉という言葉に対して、「大変そうな仕事」「自分にはなかなかできない仕事」と感じる人は少なくないかもしれません。
ですが今回、広島国際大学の学生たちが中学生へ届けたのは、制度や知識だけではない、“人と向き合うこと”の大切さでした。

難病支援に取り組む学生団体「Mebia(メビア)」は、地域や医療機関と連携しながら、難病当事者の暮らしや想いに寄り添う活動を続けています。今回行われた講演では、学生たちが実際に向き合ってきた経験や、「できない」を「できる」に変えていく福祉のあり方について、中学生へ自分たちの言葉で伝えました。

教科書の中だけでは見えにくい“リアルな福祉”に触れた時間は、中学生たちにとっても、「誰かを支えること」や「地域との関わり方」を考えるきっかけになったようです。

学生だからこそ届けられる言葉がある――。
そんな温かさが感じられる今回の取り組みについて紹介します。

難病支援に向き合う学生団体「Mebia」 学生たちが続ける“地域とつながる福祉”

広島国際大学の学生団体「Mebia(メビア)」が取り組んでいるのは、病院や施設の中だけではない、“地域とつながる福祉”です。

Mebiaは2020年に発足した難病支援プロジェクトです。広島難病団体連絡協議会の協力、医療機関などと連携しながら、難病当事者の日常生活の支援や、「やってみたい」「行ってみたい」という想いをかなえる企画などを行っています。

特徴的なのは、“支援する側”と“支援される側”という一方向の関係だけでは終わらないところです。
学生たちは、難病当事者の方と一緒に地域へ出かけたり、季節ごとのイベントを企画したりしながら、「その人らしい時間」を一緒につくってきました。そこには、ただ手助けをするだけではなく、「どうすればもっと楽しめるか」「どうすれば安心して過ごせるか」を考える姿勢があります。

実際にこれまでMebiaでは、コンサートへの付き添いや地域イベントへの参加、クリスマス会の開催など、地域との関わりを感じられる活動を続けてきました。どの取り組みにも共通しているのは、“誰かの想いを叶えたい”という学生たちのまっすぐな気持ちです。

今回の講演テーマにもなっていた「できないを、できるに変える」という言葉。
そこには、“困っている人を助ける”だけではない、誰かの「やってみたい」を一緒に支えていこうとする想いが感じられました。

地域や医療、福祉の現場と向き合いながら活動を続ける学生たちの姿からは、「福祉は特別な誰かだけのものではない」というメッセージも感じられます。 そして今回の講演は、そんな学生たちのリアルな経験や想いを、中学生へ直接届ける時間にもなっていました。

「できない」を「できる」に変える 学生たちが届ける“リアルな福祉”

今回、中学生たちへ伝えられたのは、教科書に載っている福祉制度の説明だけではありません。
学生たちが実際に地域へ出て、難病当事者の方々と関わる中で感じてきた“現場での学び”でした。

講演の中では、「できないを、できるに変える」というMebiaの活動テーマも紹介されました。
たとえば、「外に出かけたい」「みんなと同じようにイベントを楽しみたい」と思っていても、身体的な負担や環境の問題から、難病当事者の方が諦めなければならない場面は少なくありません。

そんな中で学生たちは、「本当に無理なのか」ではなく、「どうすればできるか」を考え続けてきました。
付き添いの方法を工夫したり、周囲の人と連携したり、安心して参加できる環境を整えたりしながら、一つひとつ“できる形”を探していったそうです。

そこには、“助けてあげる”という感覚だけではない、人と人として向き合う姿勢が感じられます。
講演の中では、実際の活動写真も紹介されました。
地域イベントで笑顔を見せる様子や、学生たちと自然に会話を交わす姿からは、「支援」という言葉だけでは表しきれない温かなつながりも伝わってきます。

また、学生たちは活動を通して、「相手の気持ちを想像すること」の大切さも学んできたといいます。
困っている人がいた時に、すぐに“何かしてあげる”のではなく、「今どんな気持ちなのか」「本当に望んでいることは何か」を考えること。
その積み重ねが、Mebiaの活動には強く根付いているように感じられました。

今回の講演を聞いた中学生たちにとっても、「福祉は特別な人だけが行うものではなく、誰かを思いやる気持ちから始まる」ということを感じる時間になったのかもしれません。

学生たちのまっすぐな言葉や実体験には、大人が説明する以上の説得力があります。
だからこそ今回の講演は、“福祉を学ぶ授業”というより、“人との向き合い方を考える時間”として、多くの生徒の心に残ったようです。

あなたにおすすめ