“盲目のピン芸人”の濱田祐太郎と吉本新喜劇がコラボした公演『間寛平Presents 濱田祐太郎が今年も見せる!? 盲目の新喜劇』が、5月29日(金)に大阪・なんばグランド花月で開催されました。コラボ第2弾となる今回は、新喜劇の寛平GM(ゼネラルマネージャー)や辻本茂雄ら豪華メンバーに加えて、スペシャルゲストとしてKis-My-Ft2・二階堂高嗣が出演。3カ月にわたって特訓してきたタップダンスを披露した濱田が、客席を大いに沸かせました。

寛平のムチャぶりにも見事な対応力
濱田は、昨年5月に上演された舞台『盲目のお蕎麦剣士が巻き起こす新喜劇』で、殺陣に初挑戦。丁々発止のアドリブ合戦と鮮やかな刀さばきで観客を魅了し、「大阪文化祭賞」奨励賞を受賞するなど大きな話題を呼びました。
今回、濱田はタップダンスの経験がある「金の卵12個目」で新喜劇入りした野呂桃花について3カ月の特訓を重ねてきました。
幕が上がると、舞台には寛平と辻本の姿。妻を亡くしたあと、7歳の一人息子を施設に預けて姿を消した辻本が、10年の時を経て「息子をひと目見たい」と靴職人の師匠・寛平のもとへ戻ってきたことが語られます。
笑いなしのシリアスな芝居で幕を開けた……かと思いきや、寛平はさっそくボケを連発。セリフを言い間違えた寛平に辻本が激しくツッコミを入れると、客席は早くも爆笑に包まれます。
舞台は、とある街のジャズ喫茶。向かいのタップダンススタジオに通う高校生たちが、レッスン前に続々と集まってきます。そのなかの一人である濱田は、登場するなり、なぜか芝居を一時中断!? 客席に向かって「皆さん、最後まで楽しんでいってください」と呼びかけると、大きな拍手を浴びました。

高校生役がぴったりハマっている濱田は、テンポよくボケとツッコミを繰り出しながら、シリアスな芝居でも存在感を発揮。同級生役の野呂を相手に、盲目のタップダンサーだった亡き母や、自分を捨てた父への思いを語る場面では、観客を物語の世界へ引き込みます。また、寛平と野崎塁のボケにムチャぶりで巻き込まれるシーンでも、見事な対応力で爆笑をさらいました。
そんな濱田を脇で支えたのが、寛平と辻本のベテランコンビ。辻本の息子探しに奔走しながら、天然ボケで事態をどんどんややこしくしていく寛平に、辻本が鋭くツッコミを入れる掛け合いで何度も客席を沸かせます。
さらに、ジャズ喫茶のマスター役として“回し”を担ったレイチェルや、ジャズ喫茶のオーナー役で寛平との“おじいさんキャラ競演”を見せたケン、タップダンススタジオ講師役として熱血キャラクターを好演した西川忠志らも舞台を盛り上げました。

濱田のタップダンス仲間たちも個性豊か。野呂、野崎、小林ゆう、重谷ほたる、入澤弘樹らが、それぞれ持ち味をアピールします。
プライベートでも濱田と仲の良い、もも・まもる。も登場。相方のせめる。とともに親友役で舞台上で濱田をさりげなくサポートしながら、おなじみの「○○顔」ネタを披露。また、ネイビーズアフロのはじりが新人警官、みながわが記者役として登場し、舞台に笑いを添えました。

キスマイ・二階堂が関西弁に挑戦!
スペシャルゲストの二階堂の出番は中盤あたり。高校生たちのトラブルに突如、割って入る人物として登場し、物語を大きく動かす役どころを担いました。姿を現すと客席から大歓声!
Kis-My-Ft2のデビュー曲のフレーズをセリフに盛り込むファンサービスを見せたほか、「今日はこのへんにしといたろ」と新喜劇の定番ギャグにも挑戦します。さらにダンスバトルのシーンでは、ケンに引っ張り出されるかたちでダンスやバク転を披露。濱田からのムチャぶりで慣れない関西弁にもチャレンジして、最後まで観客を喜ばせました。

クライマックスは、もちろん濱田渾身のタップダンスです! ソロから始まり、やがて野呂、小林らとの息の合ったチームダンスへ。フィニッシュで思わず「揃った!」と叫んだ濱田に、客席から大きな拍手が送られました。
ラストは、父・辻本との感動の再会シーン。辻本と真正面から芝居でぶつかり合った濱田が観客を魅了したあとは、もちろん新喜劇らしい大爆笑のオチが待っていました。

カーテンコールで濱田が「楽しんでいただけましたでしょうか?」と呼びかけると、客席からは割れんばかりの拍手が起きます。今回、濱田が寛平から与えられたミッションが「タップダンス」と「辻本のアゴを触って笑いを取る」だったことも明かされました。
脚本を手がけた小西武蔵に続いて、二階堂も再登場。濱田とは以前、ラジオで共演した縁があり、出演オファーを快諾したそうです。「緊張するかなと思ったけど、皆さんの空気感でめちゃくちゃ楽しかったです」と笑顔を見せた二階堂は、劇中での“大阪イジり”について謝罪して笑いを取り、濱田から「どんだけお笑いコメント上手なんですか!」とツッコまれていました。