救えなかった命
急いでトレーラーハウスに連れ帰り、懸命なケアを行った坂上さん夫婦。ミルクを飲んでくれるなど希望が見えた瞬間もあったそうですが、発見時にはひどく衰弱しており、その夜には息を引き取ってしまったといいます。
坂上さんは、「体重が軽くて心配だったんですけど、(過去には)もっと軽い子もいたので、何よりあの状態で自力で鳴いて、ボクここにいるよって教えてくれる生命力を持った子だったので」「ポジティブにがんばってくれるんじゃないかって、そう思うようにしてたんですけど、残念ながら……はい」と悲しみに暮れる心境を吐露。
しばらく時間を置いた後も、妻に対して「なかなか立ち直れないんだけど」と目に涙を浮かべながら素直な思いを打ち明けました。
坂上さんは、「こういうのは常だしさ、あの子の状態とか、横たわってんのオレしか見てないんだけど」「確率論じゃないけど、厳しいなって思いながらも、こういうことが起こっちゃうと、なんかもう……やってることが虚しくなってきちゃう」と完全に打ちひしがれてしまっていると吐露。妻の話に耳を傾けながらも、その表情には深い悲しみが色濃くあらわれていました。
心の支え
簡単に気持ちを切り替えることはできませんが、残された子猫たちをお世話することで心が救われる部分があるという坂上さん。少しずつ元気になっていく子猫たちを見ている間は、声色にも活力が戻っているようでした。

