相談すると返ってくる、いつも同じ言葉
彼氏とのすれ違いが増えていた時期、私は何度も友人に話を聞いてもらっていました。連絡の頻度が減ったこと、会う約束が先延ばしになっていること。悩みを打ち明けるたびに、友人は私の話を最後まで聞いて、決まってこう返すのです。
「別れなよ」
心配してくれているのだと、ずっと思っていました。けれど、どんなに小さな行き違いを話しても、彼の良いところを伝えても、返ってくる言葉は変わりませんでした。
だんだん、相談すること自体が少しずつ重くなっていったのを覚えています。
久しぶりの再会と、ふと外した席
その友人を含む大学時代の仲間が集まる、久しぶりの飲み会でした。みんなで近況を報告し合い、笑い声の絶えない時間が流れていきます。私も彼氏のことは一旦忘れて、その場を楽しんでいたのです。
飲み物を取りに席を外し、テーブルへ戻ろうとしたときでした。私のことを話す友人の声が聞こえてきたのです。隣に座る別の友人へ、こぼすように言っていました。
「彼氏ができたら、私のこと放っておくでしょ」
