70歳でまだまだ挑戦が止まらない2人
続いてのテーマは「これからやりたいこと」。オール巨人は、水森かおりとのデュエット曲に加え、秋には自身が作詞した新曲もリリース予定だと明かします。「歌詞を書いていると、絵を描くみたいに言葉が出てくる」と話し、漫才師として長年培った言葉の感覚が作詞にも生きていることを語りました。

一方のサブローは、今年2月に迎えた70歳の誕生日から筋力トレーニングを始めたことを告白。「75歳で気持ち悪いおじいさんになろうと思ってる」というサブローらしい発言に客席は爆笑です。
55歳から続けているストレッチに加え、現在は朝晩の筋トレも欠かさないとのこと。オール巨人も首を痛める前はスクワットを1日500回行っていたといい、2人の話は筋トレ談義へ発展します。
そこから話題はオール巨人の驚異的な痛み耐性へ。「胃カメラも平気」「麻酔なしで縫った」など次々と飛び出す人間離れしたエピソードに、会場から驚きの声が上がっていました。
オール巨人からのド直球な質問
「あの時、きつかった!」というテーマでは、オール巨人が頸椎の手術について赤裸々に語りました。2017年から繰り返してきた手術は、2025年に6回目を迎えたそうで、現在は首にボルトが6本入っている状態だといいます。
「手術後は地獄を見た」「漫才ができなくなると思って引退も考えた」と、痛みの壮絶さを語るオール巨人ですが、最後は「阪神くんのほうばかり向いて漫才してきたから首を痛めた。労災やと思う」と、しっかり笑いに変えていました。
さらに話題は漫才ブーム時代へ。1日に8本の営業をこなし、4年間ほとんど休みがなかったという当時のエピソードや、若手時代の遊び話などで盛り上がります。サブローは、現在、Netflixドラマで再び注目を集めている細木数子との共演秘話も披露。宝くじの話や細木の自宅を訪れた際のエピソードなど、ここでしか聞けない話が次々と飛び出しました。

最後のテーマは「この際だから聞くけど」。オール巨人からサブローへ投げかけられたのは、「サブロー・シロー解散後、本当に漫才をやりたくなかったん?」というストレートな質問でした。
これに対してサブローは、シローから「一度だけ漫才をやりたい」と声をかけられたときのエピソードを明かします。その場の空気感、断った理由などが率直に語られ、客席も真剣な表情で耳を傾けていました。

さらにサブロー・シローとオール阪神・巨人、それぞれの漫才の作り方の違いについてもトークが展開。漫才師として歩んできた2人の年月とこだわりが垣間見える貴重な時間となりました。それでも最後はしんみり終わりません。
「次に生まれ変わったら、いっさいしゃべらない陶器職人になりたい。来世のぶんまでしゃべったから」と語るサブローに対し、オール巨人は「ミュージシャンかプロスポーツ選手になりたい。桑田佳祐になりたい」と返答。「今度、一緒にコンサートしましょう!」と意気投合し、次回への期待を残しながらイベントは幕を閉じました。
漫才ブームを支えた2人だからこそ語れる思い出話から、現在進行形の挑戦、そして相方への本音まで。笑いと人生経験が詰まった60分は、新シリーズのスタートにふさわしい充実の対談となりました。