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「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ  / 地元民がこの地の魅力をお伝えします

「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ / 地元民がこの地の魅力をお伝えします

・構成資産以外の見どころも多し

実際に行ってみたいと思っている方へ。もし体力が許すのであれば、飛鳥駅で降りてレンタサイクルを利用するのがおすすめだ。ある程度の範囲なら、自転車で回ることができる。

たとえ「飛鳥・藤原の宮都」について、まだ具体的なイメージが湧いていなくても心配ない。ただ街の雰囲気を肌で感じるだけでも、十分に訪れる価値があるからだ。

特に明日香村は、一見すると昔ながらの日本の原風景のようだが、実は全域が古都保存法の対象地域であるため、非常に美しく維持されている。つまり、計算された、美しく整った田園風景を楽しむことができるのだ。

例えば、世界遺産登録の構成資産のひとつ石舞台古墳(いしぶたいこふん)から、さらに奥へと進むと、そこには棚田が広がっている。時期によっては彼岸花が咲き、ユニークな案山子(かかし)が迎えてくれる。さらに歩みを進めれば、その土地ならではの風習が息づく景色にも出会えるだろう。

そのほか、構成資産には含まれていなくとも、見どころの多い寺社仏閣が数多く点在している。季節の植物を楽しめるスポットとして若者にも人気のある、岡寺などもそのひとつだ。

このように「飛鳥・藤原の宮都」には、世界遺産という枠組みにとどまらない魅力が溢れていると思う。

・食と土産は? 

そして、旅先の楽しみといえば食と土産ではないだろうか。特に土産のバリエーションがやや弱いところが、ここ「飛鳥・藤原の宮都」に限らず奈良県全土の課題だと、個人的には思ったりしている。

だがしかし、全く何もないわけではないし、これから増えていくだろうと思われるのでご安心を。

まず、このあたりの土産として地元民が恐らく真っ先に思い浮かべるのが「だんご庄」のお団子だろう。近鉄坊城駅前と近鉄八木駅前に店舗があり、構成資産のあるエリアからは少し移動する必要があるが、その価値は大いにある。

ここの「きなこ団子」は唯一無二で、賞味期限が当日中と短くはあるが、それでもやはり食べてほしい。1本から購入できるため、その場でつまむのも良いだろう。香ばしいきなこの香りと、ふわっもちっとした食感のお団子の相性が抜群で、王道の組み合わせなのにほかにはない味わいなのだ。全国でもトップクラスのきなこ団子だろう。

そのほか、喜多酒造の日本酒も人気であるし、ブランドいちごの「あすかルビー」も本当に美味しい。

また食事については、自転車や徒歩でまわるとなると行動範囲に制限が出てくるが、それでも駅前や観光地の周辺を中心に魅力的な店が点在している。数が多いわけではないが、それゆえか いずれのお店も味のレベルが高く美味しいところが多い。

当サイトでも過去に紹介したことのある、地元の食材を使ったメニューが豊富なカリオン(CURRYON)Caféことだまもそうだ。

そのほかにも地元民に人気で、休日には長蛇の列が絶えない店舗も少なくない。行き当たりばったりの旅も面白いが、飲食店については、事前にある程度自分の好みに合わせて、そして定休日を確認しがてら目星をつけておくといいかもしれない。

万が一、食いっぱぐれてしまった時は、駅や農産物直売所、道の駅などでたいてい売っている「柿の葉寿司」があるので心強い。奈良文化財研究所飛鳥資料館の近くには、「柿の葉すし山の辺」もある。柿の葉寿司はお土産にもなるため、一石二鳥だ。

まだまだ語り尽くせないところではあるが、いかがだろうか。日常から離れて、歴史に触れながらゆっくりとした時間を過ごしたい人には、これ以上ない土地であると思う。

このエリアには宿泊地もぽつぽつとあり、夜だからこそ楽しめる風景やお店もあったりする。時間が許すのであれば、何泊かして存分にこの「日本はじまりの地」を堪能してほしい。

参考リンク:飛鳥・藤原の宮都を世界遺産に
執筆:K.Masami
Photo:RocketNews24.

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