松屋が2026年6月9日から販売を開始した新商品『ネオトマトごろごろチキンカレー』。「ネオトマト」のインパクトに気を取られたが、実はれっきとした「ごろチキ」シリーズの新作である。
「ごろチキ」を心から愛する者の一人として、これは見逃すわけにはいかないだろう。
さっそく注文してみたところ、間違いなくうまい。しかし、「ごろチキ」への思いが強いほど手放しで喜んでいいのか少し迷ってしまう。そんな一杯だったのである。
【画像】2021年に発売された『ごろごろチキンのトマトカレー』と比較
・新作「ネオトマト」を注文
『ネオトマトごろごろチキンカレー』は税込1050円。松屋で1000円超えと聞くと少し身構えてしまうが、その代わりライスは大盛・特盛が無料となっている。今回は大盛を選択した。
5分ほどで提供された実物がこちら。
文字通りごろごろとしたチキンに加え、大ぶりにカットされた玉ねぎが存在を主張している。
従来の『トマトカレー』とも、約5年前に発売された『ごろごろチキンのトマトカレー』とも違う雰囲気。これはたしかに「ネオ」かもしれない。
そしてその予感は、一口食べた瞬間に確信へと変わった。
甘い! 優しい!
・想像以上に「エキゾチック」
おそらくココナッツミルクによるものだろう。元祖「ごろチキ」のようなガツンとくる尖った刺激とは違い、角が取れた丸みを帯びた味わいだ。
感覚としては『バターチキンカレー』のニュアンスに近い。
しかし、ただ甘いだけで終わらないのがこの「ネオトマト」の恐ろしいところ。直後、トマトの爽やかでしっかりとした酸味が追いかけてくる。これがなかなかに鮮烈だ。
松屋のメニューといえば、良くも悪くもニンニクの存在感が前面に出る商品が少なくないが、この「ネオトマト」に関しては珍しくニンニクが前線から一歩退いている。素材のバランスで勝負しにきているのだ。
さらにワンテンポ遅れてやってくるスパイスの辛み。それも「ごろチキ」のようなインド系のスパイス感ではなく、もっと東南アジア系というか、後から広がるタイプの辛さである。
松屋公式は「スパイスのエキゾチックな後味が突き抜ける」と表現しているが、たしかにそんな感じだ。少なくとも私が知っている松屋のカレーの中では、かなり異色の部類に入るだろう。
