謝れないまま、その場を抜けた
流れが変わったのは、別の人の一言でした。「でも、どこの家庭も、その人なりに必死ですよね」その通りだと、私がいちばん感じていました。けれど今さら向き直ることもできず、私はこう残しました。「すみません、少し余裕がなくて。もう大丈夫です」謝るふりだけして、肝心の理由には触れずに退場したのです。偏食の子を抱えて消耗していたなんて、あの場では口にできませんでした。
そして...
あれから、息子がひと口だけハンバーグをつまんだ食卓がありました。皿の前で笑う我が子を見て、私はあの投稿の親と同じ顔をしていたはずです。責める資格などなかったと、消したくても消せない返信を見るたびに思います。次に同じ気持ちになったら、画面を閉じて子どもの皿に向き直ろう。今はそう決めています。
(30代女性・パート)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)
