嵐が2026年5月31日に26年半の歴史に幕を下ろしてから、わずか2週間足らず。『株式会社嵐』が6月15日、大野智のなりすましアカウントが再び横行しているとして、X上で改めて強い警告を発した。
「問題は今に始まった話ではない。2025年8月2日には『X始めました。本物ですよ』などと投稿する大野の偽アカが開設され、フォロワーが5.7万人にまで膨れ上がった。
株式会社嵐とSTARTO ENTERTAINMENTは米連邦地方裁判所に73アカウントの発信者情報開示を申し立て、多数のアカウントがバングラデシュで運用されていたことが判明。だが組織的な犯行は根絶されず、11月の嵐デビュー記念日前後にも偽アカが大量発生しただけでなく、活動終了という象徴的なニュースを機に、再びなりすましの波が到来したというわけです」(芸能記者)
「100万円被害」から怒りの自己申告まで——被害の実態
嵐の偽アカウントがファンに金銭的被害をもたらしたことは今のところないようだが、なりすましが単なる「迷惑行為」に収まらないことは、すでに刑事事件が証明している。
2025年5月、北海道函館市の50代女性は「Snow Manのスタッフ」を名乗るアカウントからDMを受け、目黒蓮とLINEでやりとりできると誘導された。ビデオ通話で本人の映像・音声が流れる巧妙な手口を使って信用させ、「会いに行くためのお金が必要」と繰り返し、最終的にAppleギフトカード計10回、総額約100万円をだまし取られた。
「また、女優の伊藤沙莉は2026年1月、『LINE登録して系の偽アカが出た』とInstagramで怒りをあらわにした。『まじでやめてください』と大文字で訴えた投稿は、SNS詐欺がすでに年齢・ジャンルを問わず芸能界全体の問題になっていることを改めて示した形でした」(別の芸能記者)
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なぜ詐欺が止まらないのか
ちなみに、芸能人になりすましたSNS詐欺が後を絶たない理由は、ビジネスとしての採算性が高いからだ。
人気のタレント名で発信される詐欺SNSは、受信者らが「まさか」「あり得ない」とは思いつつもなかなかブロックすることができない心理を突いている。同様に活動休止中や活動終了直後のタレントの場合は「久しぶりにSNSを始めた可能性がある」「最後の発信かもしれない」という心理的死角を生じやすく、金銭的被害に繋がる可能性が大きい。
また、近年はAIによる映像・音声生成技術の普及で、本物そっくりの偽コンテンツを作るハードルが下がっている。加えて摘発が難しいアジアの拠点から詐欺を仕掛けることができるため、これらが増殖しているのだ。
