確かめずにはいられなかった
そのまま誕生日が終わり、もやもやとした気持ちを抱えたまま数日が過ぎました。彼からは相変わらず、はっきりとした説明はありません。このまま黙っているのは、私にはできませんでした。 数日後、私は思い切って彼を呼び出しました。
「前日にあのお店にいたよね。どうして会えないなんて言ったの」
彼は言葉を探すように視線をさまよわせ、ばつが悪そうに目をそらしました。やっぱり何かある。そう身構えた私の前で、彼はようやく口を開いたのです。
「当日は予約が取れなかったんだ。だから別の日に、ちゃんとお祝いしたくて」
そして...
彼の話では、私を喜ばせたくて、ずっと気になっていたあのお店を予約しようとしたそうです。けれど誕生日当日はどうしても席が取れず、前日に直接お店を訪ねて、別の日の予約をお願いしていたのだといいます。
会えないと伝えたのは、その計画を隠したかったから。けれど、それなら正直に「お祝いは別の日にしよう」と言ってくれたら、私はあんなに悩まずにすんだのにと思いました。
うれしさと、少しのさみしさが入りまじった、不思議な気持ちでした。それでも、彼なりに私のことを考えてくれていたのは確かです。今度のお祝いの日には、まっすぐ気持ちを伝えてみようと思っています。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
