意向無視の警察介入に鈴木宗男議員も疑問
手紙には警察や児相の動きについては、
『警察が来て、一番驚いているのは自分自身ですし、父が警察に連行された姿を見て、目前で私は泣き崩れてしまいました』
『どのようにすればいいか分からないということを児童相談所の職員に相談させていただいたにもかかわらず、どうしたらいいかといった私自身の意向を聞かれることなく、警察に通報されるという形になってしまいました』
と、戸惑いがあることを明かした。
長女が思いを表明したことで、メディアやSNS等では、阿部氏への批判が一気に収まり、児相や警察の対応について、「長女の意向を無視し、家庭内のトラブルに過剰に踏み込んでいいのか」などとした疑問の声が広がった。
鈴木宗男参議院議員は6月2日の参議院法務委員会で今回の問題について質問。渋谷署の警察官が現行犯逮捕をした緯緯について、「プライバシーの問題があるため答えられない」とする警察庁側の答弁に対し、「阿部監督を現行犯逮捕するまでの事案じゃないと思っている。時々、警察が間違った判断をする最たるもの。穏やかに済んでいる話を現行犯逮捕だという流れと考える。ちょっと行き過ぎではないかと思う」と指摘した。
3日間で13万署名…解任から復帰への道筋
巨人の山口寿一オーナーは阿部氏について、「監督の暴力は非常に重い出来事であり、監督を続けることは許されないと考えていたので辞任を受け入れた」とした上で、今シーズンいっぱいは監督代行として橋上秀樹オフェンスチーフコーチ(60)が指揮を執ることを明らかにし、「後任は白紙」としている。
球団による巨人の次期監督候補の選定作業が着々と進んでいるが、候補として、前出の松井氏、高橋氏、桑田氏のほか川相昌弘氏、原辰徳氏、上原浩治氏、江川卓氏、工藤公康氏、落合博満氏、斎藤雅樹氏、元木大介氏などさまざまな名前が取り沙汰されている。
松井氏以外は決め手に欠ける中、新たに阿部氏の返り咲き説が浮上している。
阿部氏復帰へのファンの声は熱い。監督を辞任した5月26日に阿部氏の監督復帰を願うオンライン署名サイトが立ち上がり、28日までの3日間だけで約13万人の署名が集まった。
さらに、阿部氏への同情論が広がり、返り咲き説に拍車を掛けている。野球界に詳しい関係者は「山口オーナーが、今シーズン中に次期監督を選ばずに橋上氏に任せるということは、阿部氏復帰への道筋を残しておくという意味があるのではないか」とし、別の関係者も「阿部氏の逮捕翌日の謝罪会見が誠意の伝わる内容で評価されていることや、長女と阿部氏の関係がすでに修復されていることも好材料」と分析する。
阿部氏監督復帰を願う声は、高まるばかりだ。
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