・救世主、現る
この日頼んだのが「ライスコロッケ」のみという致命的な撮れ高不足に焦った私は、とりあえずメニューをめくってみた。
が、どれもこれもやたらと皿が大きそうで注文をためらってしまう。そんな中、消去法で選んだのが「生ハム」(税込580円)である。
サイゼリヤの「プロシュート」のような、薄いハムが皿にのったものを想像していたのだが……。
やって来た実物が、これまたデカい。
もはや中規模サラダである。やってしまった──。完全に選択を間違えたか? しかし一口食べてみると、バルサミコ酢が絶妙に効いていて、もの凄くさっぱりしているではないか。
レタスと一緒に食べると、さっぱり効果はさらに増す。生ハムをこんなに爽快に食べたのは初めての経験かもしれない。予想外の大きな発見であった。
・反省と誓い
結局、この日は「トマトとニンニク」には辿り着けなかった。
「ライスコロッケ」のリベンジを果たしたと思ったら、今度は「ライスコロッケ」によって道を阻まれるとは、人生わからないものである。
次回は誰かを連れて来よう。そして絶対に「トマトとニンニク」を食べるのだ。そう固く誓いながら、私は店を後にしたのだった。
