「うちの夫、なかなか出世しなくて……」そんなため息をついたことはありませんか? あるいは逆に、「なんであの人がどんどん上に行くんだろう?」と、同期の夫を持つ奥さんを横目に首をかしげたことがあるかもしれません。
出世するかどうかは、本人の実力や運、社風……そういった要素ももちろん大きいですが、意外と見落とされているのが「妻の影響」です。古くから「内助の功」という言葉がありますが、それって具体的にどういうこと? 今どきの共働き時代にも通用するのか?
今回は、職場でも家庭でもイキイキしている夫たちを持つ妻たちに共通する特徴を、できるだけ現実的な目線でまとめてみました。「うちも当てはまるかも」と思ってもらえたら嬉しいですし、「ちょっと変えてみようかな」のヒントになれば、もっと嬉しいです。
出世する夫の妻は「家を安全基地」にしている
帰宅した夫を「充電できる人」として迎えている
出世していく人に話を聞くと、まず出てくるのが「家に帰ると落ち着く」という夫の言葉です。これは単純に「家が居心地いい」というだけの話ではなくて。仕事でぼろぼろになって帰ってきた夫が、また明日戦える状態に戻れる、そういう場所になっているということなんです。
毎晩ご馳走を並べる必要はありません。話を聞いてもらえる、否定されない、余計なプレッシャーをかけられない。それだけで人は回復するものです。夫が「家に帰りたい」と思える環境をつくっている妻は、知らず知らずのうちにパートナーのパフォーマンスを底上げしているんです。
「愚痴の聞き方」が上手い
「愚痴を聞く=ただ相槌を打つ」ではありません。
出世する夫の妻がやっているのは、聞いた上で感情をリセットさせること。「それはつらかったね」と共感しつつも、ずるずると不満を引きずらせない。翌朝には「よし、いくか」と思えるような空気をつくれる妻は、夫にとって最強のメンタルコーチだと思います。
反対に、夫の愚痴に自分の不満を重ねてしまったり、「だからあなたはダメなのよ」と評価を下してしまうと、夫は家でも消耗するばかりです。これは夫婦どちらにとっても、いいことが何もありません。
口より先に「信じること」を行動で示している
「あなたならできる」を言葉より態度で伝えている
「夫を信じてます」と言いながら、毎日「ちゃんとやってるの?」「ライバルの○○さんに負けてない?」と聞いてくる妻がいたとしたら……それは信じてないですよね(笑)。
出世する夫の妻が上手なのは、言葉でなく「任せる態度」で信頼を示すこと。夫が新しいチャレンジに踏み出そうとしているとき、不安を煽るのではなく「面白そう、やってみれば」と背中を押せる。その一言の価値は、計り知れないものがあります。
人は「信じてもらっている」と感じると、不思議とそれに応えようとするものです。夫の自己効力感(=「自分はできる」という感覚)を高めるのは、上司よりも妻かもしれません。
夫のキャリアに「自分ごと」として関心を持つ
「仕事の話、難しくてよくわからない」と距離を置いてしまう妻もいますが、出世する夫の奥さんを見ていると、仕事の細かい内容を全部理解していなくても、「夫の仕事が社会や誰かの役に立っている」という文脈を一緒に喜べることが多いように思います。
大きなプレゼンを通過したとき、担当プロジェクトが成功したとき、「よかったね」とサラッと流すのではなく「すごいじゃない!それってどういうこと?」と興味を持って聞いてあげる……。この違いが、夫の仕事へのモチベーションにじわじわと効いてきます。
