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「ソロ初来日時、送迎車の窓に手を伸ばした」コウメ太夫が明かすマイケル・ジャクソンへの熱狂とアイドル事務所にも直談判した芸能界への執念

「ソロ初来日時、送迎車の窓に手を伸ばした」コウメ太夫が明かすマイケル・ジャクソンへの熱狂とアイドル事務所にも直談判した芸能界への執念

白塗りに着物姿で「チクショー!」と叫ぶ芸風で知られるコウメ太夫。だが、その芸能人生の原点には、マイケル・ジャクソンへの強烈な憧れがあった。小学生の頃に「スリラー」に衝撃を受けてムーンウォークを練習し、中学生で来日公演へ。15歳当時、赤いレザージャケットを着た写真がSNSで話題を呼んだコウメ太夫に、マイケルとの出会いと、芸能界を目指すまでの日々を聞いた。〈前後編の前編〉

はじめて触れた「スリラー」はこわいけどハマった

──本日のお衣装は自前なんですか?

コウメ太夫(以下同) はい、自前です。これは通販サイトで……「マイケル・ジャクソン 衣装」で検索するといっぱい出てきます。昔は一生懸命探してましたけど、便利な時代になりました。

──2025年にはXで、15歳のコウメさんがマイケルと同じ赤いレザーのジャケットを着ている写真を投稿して、9万以上いいねが付いています。

あの赤いジャケットは当時ずっと欲しくて欲しくて、中学生の時に母親にねだって誕生日プレゼントに買ってもらったものですね。

──マイケル・ジャクソンとの最初の出会いは?

小学5年生の時、同級生に「スリラー」のビデオを見せてもらったのが最初です。その頃から世界的スターでしたが、こちらは小学生ですからね、クラスでも3〜4人くらいかな、マイケルに夢中になっていたのは。

──初めて「スリラー」で見たマイケル・ジャクソンの印象は?

かっこいいとかいうよりも、最初はこわかったです。とくに「スリラー」のミュージックビデオはホラー映画みたいな映像なので、とにかく「こわい」が第一印象。でもなぜか何度も見たくなる中毒性があって、一気にハマりました。

──ハマってからは、歌やダンスを真似したり?

歌については、声変わりする前の小学生でも、マイケルみたいな高音は出せなかったですね。技術や才能が違うから当たり前なんですけど。踊りは真似しました、やっぱりムーンウォーク。下は砂利道だし、まったく滑らないゴム底の運動靴なので、ちゃんとできるわけないんですけど、必死で何ヶ月も練習していたら、子どもならではの身体能力なのか、それなりにできるようになりました。

中学生のコウメとマイケルの邂逅

──その後、マイケルのことは、どのように追いかけていったのでしょう?

ミュージックビデオをたくさん見て、あとは録画ですね。音楽チャンネルを録ったのかな。よく覚えているのが、グラミー賞の授賞式で、マイケルがいろんな部門を受賞しまくっていました。

──1984年ですね。マイケルはアルバム『スリラー』で史上最多となる8部門で受賞しました。

子どもの頃はただただかっこいいと思っていたマイケルでしたが、あとになって、いわゆるブラックミュージックがグラミー賞をそんなに受賞しまくることは異例で、マイケルが人種差別の壁を突破した、なんていうことも知ったりして。そういうのも全部かっこいいなと思いましたね。歌詞とかにもしっかり思想があって、奥が深いんだなって。

──来日公演にも行ったんですよね?

コンサートは何回か観に行きました。最初は中学生の時、後楽園球場で『BAD WORLD TOUR』だったかな。当時からものすごい人気だったとは思いますが、普通に予約の電話をしたら取れたんです。チケット代は6500円だったはず。お小遣いをはたいて買いました。

──コンサートでの思い出は?

生で観る歌もダンスも、もちろん最高だったんですけど、思い出としては、マイケルが泊まっているというホテルまで追いかけて行ったんですよ。まだ中学生なので、すみません。

それで、ホテルの前で待っていたら、でっかい車にマイケルっぽい人が乗っていて、ほかの追っかけの人たちはその車のあとについて行ったんですけど、実はそっちは偽者だった。それからまたしばらく待っていたら、今度は本物のマイケルが来たんです。

今考えると絶対にやってはいけないんですが、なぜか思わず開いていた車の窓に手を伸ばしたりして、間近でマイケルを見ました。車の中のマイケルは、まっすぐ前を向いて微動だにしてなかった。すぐにボディガードの人に止められたので、それだけなんですけど。

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