「だったら自分も、もう少し頑張らなきゃ」
──改めて、マイケル・ジャクソンには今どんな思いを抱いていますか。
そもそも最初の最初に芸能やエンターテインメントの世界に憧れたきっかけであり、その道を目指す原動力になったのがマイケルの歌とダンスなので、僕の人生を変えた人であり、人生を決めた人です。
どういうわけか自分はこういう形にはなっちゃいましたけど……どうにか芸能の仕事に就くことはできたので。
それと、さっき言った、テレビの仕事も営業もなくなってどん底にいた時期に、マイケルが亡くなってしまったんです。それでさらに落ち込んで、もう芸能の世界は諦めようかなとも思っていたところに、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が公開されて。
悲しくてしょうがなかったけど、あんなにスペシャルな才能に恵まれた天才のマイケルだって、裏ではこんなに努力しているんだっていう、その姿に励まされたりもしました。だったら自分も、もう少し頑張らなきゃって。
──最後に、マイケルの伝記映画である最新作『Michael/マイケル』もご覧になりましたか?
もちろん観ました。主演のマイケルの甥で、ジャーメイン・ジャクソンの息子であるジャファー・ジャクソンさん、すごかったですね。地声はそんなに高くないのに、映画ではあんなに高い声で歌っていて、どうやってあの高音を出せるようになったのか教えてほしいです。
ほかにも、あんなに輝かしい功績があるマイケルの人生にも、信じられないような辛い境遇も同じくらいたくさんあることも改めて観て、もっともっと知りたいと思いました。
手に入れたものが大きすぎたぶん、苦労も尋常じゃないんだなって。映画のラストでは、席から立って踊り出しそうになりましたよ。
自分の人生とは比べものにならないですけど、50歳も過ぎて足腰も痛いし、そろそろダンスのネタはできないかなとも思っていたのですが、映画を観て、もうちょっと踊り続けようって思いました。
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取材・文/おぐらりゅうじ 撮影/野﨑慧嗣

