奥武島の天ぷら屋「大城てんぷら店」
3軒目は「大城てんぷら店」(沖縄県南城市玉城奥武193)。奥武島の天ぷら屋はどこもステキだが、ここは特に素晴らしい。美しく広がる岩場と海に沿って存在する店舗は、広い敷地内に木々が生い茂っており、自然を感じられる環境下で天ぷらが食べられる。
奥武島の入り口から離れていることもあり、かなり静かな雰囲気の中、天ぷらを楽しむことができる。
お小遣いを持った少年たちが天ぷらを買いに来ていたのだが、まさにそれ、都会で言うところの駄菓子屋やゲームセンターに集まる少年少女と同じ。お気に入りの天ぷらを購入し、地面に座って食べながら会話をするのだ。
ここも注文シートに食べたい天ぷらを記入して注文する形式。今回は「さかな天」(120円)と「もずく天」(120円)を注文。他の店舗と同じ天ぷらを注文したのは、味の違いを楽しみたいからだ。自然あふれる敷地内で食べても良いが、せっかくなので海を眺めながら食べる。
さかな天は、もっちりとした衣とカジキマグロのふわっと感が心地よくて美味しい。新鮮だからなのか、いっさい臭みがないのも素晴らしい。
もずく天は、今まで食べてきた天ぷら屋のなかで一番もっちりとしていた。もずくももっちりとしているので、きわめてもっちり。クリスピー感よりもっちりを強調した仕上がりだった。
まるで奥武島だけ時間の流れが違うかのよう
奥武島は、極めてのどかな島だ。住民たちはとても優しく、穏やかな雰囲気のなかマッタリできて居心地も良い。海は美しく、風は気持ち良いし、まるで奥武島だけ時間の流れが違うかのようだ。それでいて、天ぷらも絶品なのだから最高オブ最高。
しかしながら、奥武島の知名度は高いとは言えない。飛行機で那覇に到着したら、そこからクルマに乗って約40分で到着するにもかかわらずだ。もっと知られていいし、もっと評価れさていい魅惑の秘島、それが奥武島といえよう。
(執筆者: クドウ秘境メシ)
