吉本興業初の「コント」を中心とした常設劇場「YOSHIMOTO ROPPONGI THEATER」。2025年7月5日の誕生以来、東京・六本木という地でさまざまなコントを生み出してきました。今回、1周年を記念して「キングオブコント」の2022年優勝・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)、2023年優勝・サルゴリラ(赤羽健壱、児玉智洋)、2025年優勝・ロングコートダディ(堂前透・兎)という王者3組が集まって特別対談を開催! “コントを軸にした劇場”に対する思い入れやその魅力について、存分に語り合いました。

サルゴリラとロコディ&ビスブラの間に溝!?
きん 1周年を記念した特別企画ということで、KOCの王者が3組揃っての特別対談になります。今日は、僕が進行ということなんですけど。
兎 初めてですよね、チャンピオンが集まるっていうのは。
赤羽 確かに。
きん この3組でイベントもないですよね。
兎 ここ(サルゴリラvsロングコートダディ&ビスケットブラザーズ)で確実な壁が生まれる。
児玉 なんでだよ!
赤羽 そんなこと言わないでよ。
原田 僕らは、サルゴリラさんと一緒に(ライブ)やらせてもらってますもんね。
きん だから、ここ(ロコディとサルゴリラ)に確執があるという
赤羽 ないよ(笑)。
堂前 ……ふだん話してると、ええ人なんですけどね。
赤羽 だからないって! 確執なさすぎて、兎も児玉のことをトモって呼ぶからね。
児玉 もう諦めたけどね。
きん めっちゃ先輩なのに。
兎 一応、敬語だけどね。「トモ、今日元気ですか?」みたいな(笑)。

衣装のデッキシューズが100足くらいあった!
――まず、よしもと初のコント劇場ができると聞いたとき、どう思いましたか?
堂前 ちょっと前やったら(コントの劇場なんて)できるわけないので。
原田 わけない!
兎 確かに無理だよなって。
赤羽 正直、1年続かないと思ったもん。
児玉 でも、盛り上がってきてますもんね。
きん コント師の劇場っていうのがちゃんと実現してね。
兎 いや、ほんとスゴいよ。結局、「コント」をする劇場っていうのを守ってるからね。
きん 単純にリハーサルとかあるじゃないですか? その兼ね合いで僕はコントの劇場は無理ちゃうかなって思ってたんですよ。それがスゴイっすよね。
堂前 全部コントでリハーサルもやるとなると、すごい時間もかかるし。
きん 普通の寄席やったら、コントだと2組だけしか事前のリハーサルができないけど、いま(六本木なら)全組がリハーサル。それが現実的にやれてるのがスゴイなと。
原田 でも、ぼくらは一度、驚異の15分リハやってしまって、ライブが30分押してしまうという事件も。最初、お客さんへ土下座始まりでした(笑)。
児玉 あと、衣装とかもとんでもない数あるから。
きん 感動しますよね。初めて来たときに、衣装のデッキシューズが100足くらい置いてあって。
赤羽 でもね、100足あっても最初はサイズがなかったのよ。コント師、太っちょが多いから。
兎 そう! オレも最初、入らないズボンが多くて。入らない入らないって言ってたら、次のときに15Lぐらいのが用意されてて。オレが2人分くらい入りそうなやつ(笑)。もう入らないとは言わせないみたいな。

児玉 なんでチャンピオンは(赤羽の体型を指さして)この形が多いの?
赤羽 形って!
きん だって、空気階段(水川かたまり、鈴木もぐら=キングオブコント2021優勝)もそうでしょ? (この形は)強いんすよ!
赤羽 ひとり太っちょがいたほうがよりイイんだよ。
児玉 そうなると、太っちょが面白いってなっちゃうから。オレら(ビスケットブラザーズとサルゴリラ)のライブ、ダイエットの話ばっかりになっちゃってる。
一同 わっはっは(爆)
原田 僕ら、ダイエットの知識は豊富なんで。筆記やったらめっちゃ強いです。
赤羽 実技はちょっと苦手だけと。
兎 実技、あれ、めっちゃムズイよな。
きん 実技トークはいいんですよ!
堂前 だから、ここを六本木ダイエットシアターに変えるってことでしょ?
きん そうなると堂前さんは出れないです(笑)。

原田 (コント師に太っちょ多いのは)スーツが似合わんでいいからかな? 漫才師みたいに決められた衣装がなくていい。
兎 輪郭がなくていいんだろうね。
原田 漫才ってやっぱり立ち姿が美しいとか言うから、輪郭が必要。あと、コントは座れるしな。
赤羽 ひと休みできる(笑)。
兎 漫才は(立っていなくてはいけないから)痩せてくけど、コントは太り続けている。
原田 どうやったら痩せられるんだろう?
きん だから、ダイエットの話はいいんですよ!