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19歳で69歳会長の"愛人"に…「身体の関係は一切なかった」プリンセス研究家・橋本サリーが明かす2年間の真実

19歳で69歳会長の"愛人"に…「身体の関係は一切なかった」プリンセス研究家・橋本サリーが明かす2年間の真実

会長の死と決別「サリーが最後のオンナや」

会長との生活に依存する自分に、疑問を抱き始める。 

「2年経ったころ、ふと『これでいいのかな』って。もっと自由がほしいという思いが募ってきたんです」

どんなに深い縁であっても、別れの時は訪れる。サリーさんの中に「自立したい」「家族を持ちたい」という願いが芽生え始めた時、会長の奥様が亡くなるという大きな区切りが訪れた。彼女はそれを機に、マンションを出ることを決意。

マンションを出てからわずか3か月後、サリーさんは新聞の訃報欄に、会長の名前を見つけることになる。

「病気だったことも、亡くなったことも知りませんでした。新聞を見て、本当にびっくりして……。でも、会長さんがいつも言ってくれていた言葉を思い出しました。『サリーが最後の女や』って。当時は『何を言ってるんだろう』って思っていましたけど、今思えば彼なりの深い愛、そして私という存在への信頼だったのかもしれません」

今、サリーさんが全国の商店街やお祭りでドレス姿を披露し、多くの人々に「元気が出る」と喜ばれているのは、紛れもなくあの2年間の経験があったからだ。

「会長は私に、単なるお金やブランド品をくれたのではありません。世界に通じる作法、自分を磨き続ける覚悟、そして『誰かのために美しくあること』の尊さを教えてくれたんです。今の私が自分らしく活動できているのは、間違いなく彼のおかげです。本当に心から感謝しています」

何一つ持たずに始まった会長との生活。しかし、そこで得た「プリンセスとしての魂」は、その後に待ち受けていた夫の失踪、全財産の喪失というさらなる絶望から、彼女を救い出す唯一の武器となるのだった。

(後編はこちら)

取材・文/木原みぎわ

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