球筋に合わせたスイングアレンジが上手

打とうとする球筋から振り方を考えている
大槻選手は大学時代の先輩なのですが、そのころからショットからパターまで高い技術をもっていました。フィーリング的な要素が強く、あまりシステマチックに考えすぎないゴルフが特徴です。いい感覚を呼び起こすのがうまいので、好不調の波が少ない。メンタル面のコントロールもうまい選手でした。
スイングはリズムが変わらないところがいいですね。曲げる、飛ばす、抑えるなどの動作をひとつにつなげることが上手で、打ちたい球筋を理解したうえでのスイングのアレンジが上手です。
この写真の場合は、右に飛ばすのが嫌なので、左肩のポジションを高くして、ドローを打ちにいったと考えられます。こう打ちたいという球筋を、スイングに具現化できる選手なのです。

アマチュアが参考にするならバックスイングですね。体とヘッドが遠く、強い遠心力を引き出しています。簡単なトレーニングとしては、両腕を伸ばし、両手を重ねて素振りをするのがオススメです。

左サイドで受け止めたパワーを逃さない

遠心力でクラブをうまく走らせる
石川選手は2020年、春先にアメリカに行ったりと、例年にない動きをしています。これはゴルフがよくなってきたと自信をもち始め、技術レベルも彼の中で充実してきているからだと思います。いい意味で早くアメリカに戻ってほしいですね。
石川選手はクラブを走らせるのがすごく上手で、遠心力を最大にして振っています。うまくクラブを走らせるためにはシャフトをしならせ、ヘッドが遠くで動いて体と引っぱられる感覚をもつことが大事。柔らかいものを振ったり、連続素振りをすると遠心力を感じやすいでしょう。

また、彼のスイングでどんなときも変わらないのは振り切りのよさです。❹~❺のインパクトゾーンでの体の向きが特徴的で、お腹がターゲット方向に向いていますが、左サイドでパワーをしっかり受け止めて逃さずに打っています。

アマチュアがターゲット方向を向くようにインパクトすると、左足が浮きやすくなるので注意してください。

