「また、」の続きを、私は知らない
後日、あのカードをもう一度開きました。消し跡をいくらたどっても、彼が何を書こうとしたのかはわかりません。「また、」のひとことだけが、続きを持たないまま残っています。会えばまた話せる、くらいの軽い意味だったのか。それとも、書くことが見つからなかっただけなのか。前の職場の電話番号で呼び出そうとしては、かけずにしまう。それを繰り返しました。
そして...
今でも、彼からもらったカードは引き出しの奥にあります。きれいに書き直してほしかったわけではないと、今ならわかります。ただ、続きを聞かせてほしかった。それだけでした。
(20代女性・営業事務)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
