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「スイカの食べ過ぎ」が命取りになる人の特徴とは

「スイカの食べ過ぎ」が命取りになる人の特徴とは

腎臓病の患者が、毎晩スイカを食べ続けた結果…

チームは症例研究で、実際に起きたエピソードを挙げています。

そこでは、慢性腎臓病と2型糖尿病を患う56歳の男性が失神後に集中治療室に搬送されたケースが報告されました。

男性の心拍数は1分間に20回という危険な数値にまで下がり(正常値では1分間に60〜100回)、血中カリウム濃度は7mmol/Lに達していたという。

男性は高カリウム血症の治療により何とか一命を取りとめましたが、のちに過去2カ月の間に大量のスイカを毎晩食べていたことが判明しました。

医師らは、慢性腎臓病と糖尿病により腎臓の働きが低下していた中で、カリウムが排出できずに体内に蓄積して、高カリウム血症を発症したのだろうと診断しています。

この他に、腎臓の働きが低下している72歳の男性が約1カ月間、毎日2杯のスイカジュースを飲んでいたことで不整脈を起こしたケースも報告されました。

こうした危険性があるため、腎臓の悪い人はあまりスイカを摂取するべきではないと指摘されています。

またカリウムはスイカだけでなく、ほうれん草、トマト、ブロッコリー、じゃがいも、昆布、バナナなど多くの食品に豊富に含まれています。

ただカリウムは水に溶けやすい性質があるので、水にさらしたり茹でたりすることでカリウム量を減らすこともできます。

腎臓の調子がよくない方は、これらの食品を控えめにしたり、調理方法を工夫することでカリウムの摂取量を調節することが大事でしょう。

参考文献

Watermelon overdose cases reveal a deadly risk to compromised kidneys
https://newatlas.com/health-wellbeing/watermelon-high-potassium-kidney-failure/

新たな国民病、「慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)」
https://www.kyowakirin.co.jp/ckd/about_ckd/index.html

元論文

Watermelon-Induced Hyperkalemia: A Case Series
https://doi.org/10.7326/aimcc.2023.1084

ライター

千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。

編集者

ナゾロジー 編集部

配信元: ナゾロジー

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